日産モコ mg21s デッドニング

いやぁ・・年末に大変な作業をする事になりましたw

 

うちのモコ(mg21s)は元々どのドアも簡易デッドニングは施してあったのですが、年末の時間を利用してキッチリとサービスホールを埋める事にしました。

 

作業工程としては「ブチルゴムの除去」「ドア内部の清掃」「レアルシルト貼り」の3工程になります。

 

みんなが嫌がるのは最初に行う「ブチルゴムの除去」だと思いますが、冬場だとそんなにベト付かないので手袋無しでも問題ありません。

 

やってみて必須と感じたのは「ブチルクリーナー」です。100%あった方がよい!ただ「パーツクリーナー」でも代用は出来るらしいので、そちらがある方はそれを使うのもありかと。

 

まず「ブチルクリーナー」に付属してくる「ヘラ」の先を3㍉くらいカットします。なぜかと言うとそのままでは薄過ぎて綺麗にブチルゴムを除去できないからです。先の方を3㍉ほどカットすればしっかりと根元から除去できます。

 

上記写真だと分り難いかもですがヘラで1回擦っただけでここまで綺麗になります。

 

ヘラでブチルをかき集めた後の薄っすら残っている部分は「ガーゼ」に「ブチルクリーナー」を染み込ませて擦れば綺麗に取れるのでやってみて下さい。(タオルよりもガーゼが良い)

 

ちなみに「ガムテープ」はまったく取れなかったです。(夏場なら効果があったのかも知れません)

 

次に「ドア内部の掃除」ですが、ぶっちゃけ「レアルシルト」を貼る部分だけの清掃なのでこちらもそんなに時間は掛かりませんでした。(タオルに水を付けてゴシゴシするだけの簡単なお仕事です)

 

さて・・ここから「レアルシルト」を貼る作業ですがモコ(mg21s)のドアには大きなサービスホールが1ヶ所小さめのサービスホールが2ヶ所開いています。

 

まずはサービスホールを埋めてしまう前に外側の鉄板(裏面)にレアルシルトを小さくカットしたものを4枚貼り付けます。(カットしたサイズは15㌢×8.5㌢)(なんか最初から大きな制振材が1つ貼ってあった!)

 

本当はこの上から「アルミガラスクロステープ」で撥水処理しようかと思っていましたが、なんかこの「アルミガラスクロステープ」って水を弾きそうなのに水に濡らすと普通に湿ってしまったので貼るのをやめましたw(貼ったらむしろカビが生えそうw)

 

 

 

 

 

大きなサービスホールに「レアルシルト」を使い、小さな2ヶ所はエーモンの制振材テープを使いました。

 

一応、気を付けた事は貼り過ぎるとドアの重量がかなり増すので効果が期待出来そうな面積を貼ったら後は貼らない!です。

 

それでもデッドニング作業が終わったドアを開け閉めすると重くなったのがハッキリ分かります。

 

音質に関してはドアを1枚だけデッドニングして音楽を聴いてみたところ、ボリュームを上げてもドアのビビリが無くなり静かになったのが確認できました。

 

なるほど、デッドニングする事でボリュームをもっと上げれるのか・・

 

まぁデッドニングの効果は十分に理解できました。やる価値は十二分にありそうです。

 

一般的にはデッドニングをする事で低音がしっかり鳴るように変わると言われていますね、全部終われば一度確認したいと思います。

 

いやしかし!ドア1枚デッドニングしただけなのにあからさまにドアの重さが増えてる!これ4枚やったら燃費下がるんじゃ・・(しかも重くならないよう控え目にやってるのに・・)

 

とりあえず音質が向上したかはまだ定かでないため後日詳細を載せるとします。

 

デッドニングを施す事で車内の変化は顕著に現れます!興味のある方は一度チャレンジしてみませんか?

 

時間がある時のDIYは楽しいものですよ♪

 

【追記】大きなサービスホールに使用した「レアルシルト」ですが、鉄板部分に密着しない裏面部分の離形紙を残して撥水効果を保ちました。(他にもやっている人が居そうな気はしますけどね!)

 

【追記】フロントドア2枚のデッドニングが終わったので音質チャックをやってみたところ・・不思議なことに音量が小さくなっていました。

 

推測するにドア内部を通ってサービスホールから出ていた音が遮断されスピーカーから発せられる音だけになったからと思うが・・実際のところなぜ音量が下がったのか定かではないw

 

デッドニングした事によってSN比と若干の解像度は上がりましたが「コアキシャルスピーカー」だと本来あるべき低音の改善にまで至ってないのが本音でしょうか。

 

もっと「レアルシルト」を貼れば違いが出るのかも知れませんがこれ以上車を重くするのは望みません。

 

個人的には解像度がもっと向上して中低域の輪郭がハッキリする予定でしたが思っていた程の効果はありませんでした。とはいえノイズが減って中低域の音が若干締まったのも事実です。とりあえず残り2枚のドア(リア)もデッドニングしてからもう一度検証したいと思います。

 

 

【追記】最終的にはこうなったw(面積の大きい制振材には「アルミガラスクロステープ」を大量に使い補強の意味も込めて上から覆ってみました)

 

結果として制振材の一部張り直し(防水シートに付着していたブチルゴムの関係でベストな位置に貼れていなかったため)それに増量+面積の大きい制振材への補強とまずまず満足のいくところまでやりました。

 

音への変化は余振が無くなった事で、より雑音が消えて静かになりました。まぁSN比が上がって多少輪郭もしっかりした感じです。

 

余分な振動が制振材によって吸収されているためスピーカーの反応が良くなっています。具体的に言うと今まで以上に一度に沢山の音が出ていてる状態でも鳴らしきるようになりました。

 

今回のデッドニングで一番大きなメリットはここかも知れません。

 

補足ですがデッドニングで全ての穴を塞いだ訳ではなく小さめの穴を3ヶ所残しています。ドアの内部にはスピーカーがあり全ての開口部を塞ぐと雨水が通った後、内部が乾かなくなるからです。それに私はバスレフ型スピーカーの音が好きなのでバスレフ代わりに穴を残しています。

 

現在の音色としては抜けの良い中高域なのに、輪郭もしっかりしていて高解像度な音が全域にわたって響いている感じです。

 

欲を言えば中域にもっと厚みが欲しいところですがこれ以上はスピーカーを替えるしかないでしょう。

 

現在のスピーカーの強みは6か所すべてにおいて同じツイーター同じ作りのウーハーが使われていることで音が違和感なく綺麗に整っています。これをリセットするつもりはないので限界まで現在のスピーカーを調整したいと思います。

 

【追記】「アルミガラスクロステープ」を2巻用意していたのですが・・足りませんでしたw

 

【結果】ようやく全ての作業が終了しました。結果から言うと今よりも「もっと良い音にしたい」もしくは「やろうと思えばデッドニングできる」そういう人は100%「デッドニング」した方が良いです。

 

うちのモコ(mg21s)の場合は「デッドニング」を行う事でとても静かな音になりました。

 

スピーカーはコアキシャルなりに元気に鳴っているのですが今まで無意識化で拾っていた「ビビリ音」や「雑音」が綺麗に無くなっているため、そういう意味で非常に「静かな」音に変わったのです。

 

「デッドニング」は例え純正のスピーカーシステムであってもスピーカーが本来持っている音色に近づけてくれるので、やれるなら絶対にやった方が良いでしょう。

 

今回年末の休みを利用して1日ドア1枚(約3時間)を4日+1日かけて(フロントドアのみ1日余分に作業)行いましたが正確で落ち着いた音になり「デッドニング」をやって本当に良かったと思います。

 

チャレンジできる人はぜひ「デッドニング」をやってみて下さい。強くお薦めします!

 

2019年12月27日 | カテゴリー : 日常 | 投稿者 : pasuta