VAIO 「S11 ALL BLACK EDITION」 SSD交換

えっと「2018年」に販売されていた「VAIO」のカスタマイズモデル「S11 BLACK EDITION」識別名称は「vaio vjs112c11n」と言います。VAIOがSONYから独立して割と初期に作られたモデルです。

 

見た目が上品なので今でも中古市場では人気があるのだとか。

 

私のカスタマイズした「S11 BLACK EDITION」のストレージは「512GB」しかないので、と言っても余裕で余っているんですが・・何せ「2018年」に製造されたものですし・・ただ、このSSDはもう生産してないはずなので、今交換しておかないと品薄になって価格が高騰するのは目に見えています。

 

まぁそういう訳なので「1TB」のものに交換しておこうかと。

 

この「VAIO」に入っていたストレージは第3世代の「NVMe」で最大速度が「3200MB/秒」のもです。

 

新しくしく購入するSSDは最大「5000MB/秒」らしいので処理速度の向上も見込めます。

 

もっと処理の速いタイプもありますが第4世代第5世代になるので、うちの「VAIO」にはオーバースペックでしょう。価格も1万円を切ってますし「Crucial」の「P3plus」辺りがベストチョイスだと思います。

 

ちなみに「Crucial」のストレージは長年愛用していますが1度もハズレを引いたことがありません。

 

安心と信頼と耐久性が他とは段違いです。迷った時は「Crucial」ですよ皆さん!

 

そうこうしている内に「Crucial」の「SSD」が届きました。

 

購入したのは「1TB」の「P3Plus」で「NVMe」「M.2」「2280」最大読み込み速度は「5000MB/秒」です。

 

現状の最速SSDではありませんが、うちのVAIOはSSDが第3世代の時のマザーボードなので、おそらく良い物を買っても本来の処理速度にならないんじゃなかと思って第3世代モデルを購入しました。

 

これでも十分速度アップしますからね。

 

次は「クローンBOX」です。いやぁこれはどれを購入するかマジで悩みましたよ。

 

いろんなものが出ていますが、私が選択基準にしていたのは2枚の「SSD」を同時に挿して電源を入れれば出来上がった状態でクローン化が完成するもの。どうもPCを介しソフトでクローン化するタイプは失敗する確率が高そうに見えます。価格面では不利になりますが「クローンBOX」で完結するタイプの中から選ぶことにしました。中華製品に紛れて「玄人志向」「センチュリー」があったのでこの2社から選びます。

 

「玄人志向」の「13300円」は一時的に在庫切れ状態だったので「センチュリー」の中から候補を選択です。

 

「10375円」「13625円」「19253円」「22291円」になるでしょうか。

 

1番高価な「22291円」の「クローンBOX」にするつもりでしたが・・自分で扇風機を用意できるなら形状的にも「10375」が最強なんじゃなかろうか・・という結論に至りました。

 

まんまヒートシンクだしね。「NVMe」「M.2」は非常に熱くなるので1番熱対策出来るものをチョイス!

 

それじゃ作業に入りますよォ!まずは「VAIO」の裏面を外して内部へアクセス出来るようにします。

 

大して用意するものはありませんw

 

この「VAIO」は目に見えるビスを全部外したらそれでおkなので非常に楽です。

 

外したビスはどの場所から取ったものなのか、後で分かるように置いていきましょう。

 

ビスを全部外したら角にピックを差し込み、少しづつ剥がします。

 

私が使っているのはほぼ自動車をメンテナンスする時に使う道具なんですが、とても使い易いので沢山持っているんですよwお陰で傷も付かず作業がスムーズに進むので重宝しています。

 

注意して欲しいのは金属性の「ヘラ」は傷が付くので使わないこと。

 

ほい。外れました。いやいや、うちのPCはどれもこれも古い機種ばかりなのになぜ埃ひとつないのか。

 

毎日長時間使ってるからね。特にこの「VAIO」は・・ちょっと綺麗過ぎて逆に怪しいわ・・

 

今回はやらないけど、やろうと思えばCPUのグリスも簡単に塗り替え出来そうに見えます。

 

あった「M.2」!ふーむ、こっちもそのままビス外して交換できそうですね。

 

じゃ外しますゥ。

 

外しました。ちょっと邪魔になってたフラットケーブルは外さずにそのまま奥へ移動させました。

 

ノートPCに使われているケーブル類は簡単に幕が剥がれて接続不調になるため、できるなら抜いたり挿したりしないで作業する事をお薦めします。接続不良になったら色々面倒ですから・・

 

上が古い「M.2」「512GB」で、下が新しい「M.2」「1TB」になります。

 

そしてこれが「The.ヒートシンク」ことセンチュリーさんの「クローンBOX」です。惚れ惚れする形状だ!

 

ビスを外して上蓋を開けると・・こうなっています。上蓋に放熱パッドが2つ貼り付いてますね。

 

見えるかな?この向きからだと左側が「SOURSE」つまり元のSSDを挿す場所、右側が「TARGET」つまりこれから使う新しいSSDを挿す場所になります。ここでの注意ポイントは新しく用意したSSDの容量が古いものよりも小さい場合はクローン化出来ません。よく失敗している事例を挙げますと、同じ「1TB」を用意してもメーカーや種類によって微妙に容量が違います。同容量と思っていても誤差で成功しない事がよくあるので、成功させたいのであれば明確に大きい容量のSSDを用意するのが良いでしょう。

 

私は失敗したくないので「SOURCE」に「512GB」そして「TARGET」には「1TB」のSSDを用意しました。

 

上蓋を閉めます。本当にね。クローン化で沼ると精神的によろしくないし何度も繰り返していると接触部分が剥がれて接触不良になる事も珍しくありません。そうなると新しいSSDにWindows11を最初からクリーンインストールなんですよ。そうなるのは嫌なので安全な方法で確実にクローン化します。

 

言うのを忘れてましたが、このタイミングで初めて取り扱い説明書を開きます。ふむふむ理解しました。

 

じゃこの面にある1番左のスイッチを「COPY」の方へバチっと移動させて下さい。

 

充電アダプターからUSB-Cを遠慮なく2ヶ所ぶち込みます。(「Power」と「USB 10Gbps」の両方です)

 

ここで「ヒートシンク」もとい「クローンBOX」を効率よく冷却するのに必須of必須の小型扇風機の登場!

 

弱風で問題ないのでクローン中は近くで風を当て続けて下さい。

 

青いビニールは終わった後にもう一度放熱パッドへ貼り付けるので捨てずに置いておきましょう。

 

上記のところが全て完了したら「SOURCE」「TARGET」「電源」のLEDが点灯しているはずです。確認が取れればこの位置から手を回して裏面にある「COPY」ボタンを長押しして下さい。

 

3秒ほどで全てのLEDが点灯するので、そこで一度ボタンから指を離し、すぐにもう一度「COPY」ボタンを押しましょう。成功すればば「25%」「SOURCE」「TARGET」が点滅します。ちなみに「電源」は点灯です。

 

あとは「25%」から順に「点滅」から「点灯」へ切り替わり「点灯」になったらコピーは終了しています。

 

終了したら全てのLEDが点灯になるので、そうなったらケーブルを外して中身のSSDを回収しましょう。

 

ちなみに「512GB」から「1TB」へのクローン化で丁度10分くらいでしたね。めちゃめちゃ速いね。

 

あと「クローンBOX」が大して熱くならなかったです。ほんのり暖かい程度でした。扇風機のお陰かな?

 

じゃ上蓋を外して中身を回収しましょう。

 

新しくコピーされたSSDを早速「VAIO」に装着して、そのままの状態で一度電源を入れてみます。

 

もし問題があればすぐに内部を確認、修理ができますので最初だけは基盤の電源ボタンを指で直接押して起動させて下さい。問題なく起動ができました。さて完全に再現できるでしょうかw

 

ほむ、完全に以前と同じですね。クローン化は上手くいくと簡単で超便利なんですが、上手くいかなかった場合は、やるんじゃなかった・・みたいな気分になってなかなか元に戻らなかったりします。

 

問題無さそうであれば「タスクバー」の「スタート」アイコンを右クリックして「コンピューターの管理」そして「ディスクの管理」を見て下さい。おそらく「未割り当て」に半分近い容量を取られていて直接「Cドライブ」を確認しても容量は以前のままになっていると思います。それが正常な表記なので心配は無用です。

 

こんな感じですね。

 

ヨシ!クローン化は成功しているようなのでもう一度メンテナンスエリアへ「VAIO」を移動させて裏面のビスを全部締めていきましょう。そうそう余談ですが私のパソコンって銀色のシールがいっぱい貼ってありますよね?これは「導電性のアルミ箔テープ」で空気中に静電気を逃がしてくるれるものなんです。

 

特に冬場はこうでもして静電気を放出させてあげないとマウスが簡単に壊れてしまいますからね。

 

セーターを着てマウスを触るとか自分でトドメを刺しに行っているようなものですw

 

取り敢えず「クローンBOX」を使用した物理的な「クローン化」の手順はこんなものでしょうか。

 

最後は「Cドライブ」をSSD本来のストレージ量に戻すための作業になりますが・・

 

でもこれが文字で説明するにはあまりに面倒なので説明する気力が・・「TAIKIさん」って方が丁寧に説明している動画があります。こっちはその動画に丸投げしますので是非やってみて下さい。

 

パーテーションを移動させてSSD本来の容量に戻す方法

 

【追記】最後の確認方法として、たぶん大丈夫なんだと思う・・みたいな人は「タスクバー」を右クリックし「ディスクの管理」を確認しましょう。「未割り当て」が無くなっていればおkとみて間違いありません。

 

気になる方は直接「Cドライブ」の容量を確認するのも有効です。

 

それとメインストレージの容量が変わっちゃってるので「ライセンス認証」が消えることも考えられます。OS側が今までとは別のPCと判断することもあるからです。一応「ライセンス認証」が「アクティブ」になっているか。これを早い段階で確認して下さい。気付かないで使ってたとか無いように注意しましょう。

 

【追記】今回私が使ったセンチュリーさんの「クローンBOX」ですが、使用前の予想通りめちゃめちゃ良い商品でした。センチュリーさんからはもっと大きな箱型の「クローンBOX」が発売されています。

 

ただ、確実に熱を排除して安定動作させたいのであれば・・私はこの「クローンBOX」が現状1番良い商品なんじゃないかと思っています。どれを買ったらいいのか迷われている方は是非これを選んで下さい。

 

▲私がいつも使っているメーカーなのでもちろんお薦め。

▲外部から風っていうかウチワでも良いと思います。兎に角超お薦めの「クローンBOX」です。

▲クローンBOXは設計上ヒートシンクのようなものなので、コピー中はとても熱を持ち動作が不安定になり易いです。安定動作を維持させるためにも小型扇風機の併用を強くお薦めします。

2024年11月22日 | カテゴリー : PC関連 | 投稿者 : pasuta