「オーバーロード1巻 不死者の王」

アニメ版を視聴して面白いと思ったので原作も読み始めました。この本は通常のノベルではありません。コミックと同サイズを誇りボリュームもいつも読んでいるライトノベルと同程度あります。(「禁書目録」)

 

「禁書目録」と同じボリュームと言われてもピンとこないでしょうが『鈍器として人を殺めれる厚みがある!』と名高い「禁書目録」と同じページ数を誇ると考えれば結構なものだと想像出来ますかね?

 

だだ「オーバーロード」はそこまで文字で埋め尽されてないので話の展開は速いと思います。

 

TV版は主人公である「モモンガ」が元に居た世界「ユグドラシル」の説明から入り、おそらくは1500人のプレイヤーが「ナザリック地下大墳墓」を攻めに来た時のカットに続くのですが、これって圧倒的人数差を物ともせず蹴散らした事から “チートじゃん!” って言われてた有名なシーンですよね?

 

いや・・違うか。ナレーション的に最終日のGT帯っぽい感じでした。(しかも至高の41人がプレイヤーを迎えていたので辻褄が合わない、少なくとも「たっち・みー」は確認できた)つまり、こんなゲームですよと言うのを見せたかっただけ。(ここは深く考えずに流しましょうw)

 

冒頭でPVPのシーンが出て来たので説明すると「アインズ・ウール・ゴウン」のギルドランキングは全盛期ですら9位止まり(サービス終了日の順位は42位、そして1位のギルドは「トリニティ」)

 

オーバロードの世界で600年前から100年おきに降臨する「ユグドラシルプレイヤー」そこに空白となる400年前と200年前・・私はそのどちらかに「トリニティ」がギルド単位で降臨し波音を立てずに静観していると見ていますが原作者の丸山さん如何でしょう?

 

ちなみにラスボスは「アルベド」じゃないかと予想する声が多いみたいです。

 

話を戻して原作の最初はカルネ村の「エンリ姉妹」が殺されようとしている瞬間から始まります。直後、「モモンガ」が現れ2人を救うところでTV版の最初と話がリンクします。

 

TV版では触れられていませんが「ユグドラシル」のサービス終了日に「モモンガ」の呼び掛けで集まったギルドメンバーは「ヘロヘロ」だけでなく他にも2名居たようですが誰と誰なんでしょうね?

 

とりあえず終盤位まで読みましたが原作の方はかなり詳細にすべての出来事が書き込まれています。TV版は限られた尺と言う枷があるにせよ非常に分かり易く取捨選択して物語を上手にまとめている印象です。

 

解説に戻りましょう。

 

今回「ナザリック地下大墳墓」が出現したのは西の「リ・エスティーゼ王国」東の「バハルス帝国」南の「スレイン法国」このド真ん中になります。

 

「ナザリック」のすぐ西に「カルネ村」があり、この辺りは日常的に「王国」と「帝国」が小競り合いをしているエリアです。今回は「帝国」が攻めて来たように見せかけた「法国」の偽装工作で、王国戦士長である「ガゼフ・ストロノーフ」を誘き出して始末するのが目的となります。

 

「法国」は「陽光聖典」「ニグン」に「ガゼフ・ストロノーフ」を抹殺しうる十分な備えをさせましたが「たっち・みー」の言葉を思い出しちょっぴり正義感に目覚めた「アインズ」により「ニグン」率いる「陽光聖典」は超壊滅されられました。(死体すら1人残らずお持ち帰りされるという・・)

 

ちなみにTV版の中盤で出てくる「クレマンティーヌ」は「法国」の元「漆黒聖典」「第九席次」Lvで言うところの30台前半(「英雄」に足を踏み込んでいるという言葉から推測)この世界の「英雄」はLv30台「魔神」はLv40台を指す事が多いため英雄級の「クレマンティーヌ」はかなりの強者にあたる。

 

分かり易いのは「王国」最強と言われている戦士長「ガセフ・ストロノーフ」でさえLv30止まり。

 

話を戻し「陽光聖典」と戦う「アインズ」は相手がユグドラシルの「魔法」や「アイテム」を多用するのに疑問を感じていた。が、それもそのはず「スレイン法国」は最初にやって来た「ユグドラシルプレイヤー」が世界救済後「六大神」として新たに築いた国家なので、その子孫とも言える「法国」がユグドラシルの魔法やアイテムを所持しているのは当然である。

 

恐ろしい事にLv100の「シャルティア」が防具を纏わない状態とは言え「漆黒聖典」「第1席次」に全力の1撃を放っても彼はピンピンしていて更に「番外席次」はそれよりも強いと言うのだから「法国」だけケタ違いの戦力と言うのがよく分かります。

 

「シャルティア」は「ブレイン戦」の後、取り逃がした残党を追って「漆黒聖典」に遭遇、一戦交えたところで「ワールドアイテム」を使われ精神を支配されてしまう・・

 

まぁ「アインズ」と戦う前に「シャルティア」は精神支配を受けた状態で「白金の竜王」こと「ツアー」(遠隔操作鎧)と戦って退けるのですが、個人的にはこちらをもっと見てみたいw(2期の1話冒頭に少し映像有り)

 

最後にワールドアイテムで精神支配された「シャルティア」がラスボスとして「アインズ」と戦います。

 

ハッキリ言って相性的に「アインズ」がかなり不利ですが課金アイテムを湯水の様に使った頭脳戦?で「アインズ」の勝利に終わる。「シャルティア」も無事蘇生され(洗脳される直前からの記憶が失われている)ハッピーエンド的なカタチで1期は終了となりますが・・

 

この作品「オ-バーロード」の魅力は緻密に書き込まれた世界観と膨大なキャラクター設定によるところが大きいと感じました。

 

これほどの情報量を破綻する事なくまとめているなら面白い作品に違いありません。ただ「TV版」では「原作」ほどの情報量は詰め込めないため簡素な説明で終わってますが上手くまとめている方だと思います。

 

今までにない【超ネタバレ記事】ですがとりあえず読ませてしまえ的な気持ちが強かったので「ネタバレ」という言葉は最後まで伏せていましたw

 

2巻以降は「原作」に沿った形で「TV版」との違いを説明していくつもりです。イメージとしては「TV版」で「オーバーロード」にハマった層がもうちょっと詳しく知りたい時に見てくれれば幸いかなとw

 

原作の第1巻に該当するのはTV版1期の1話から4話になります。

 

2018年12月31日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「新約とある魔術の禁書目録21巻」

「とある魔術の禁書目録3期」のTV放送が始まって喜んでいたところへ朗報です。なんと「禁書目録3期」に引き続き「超電磁砲禁書3期」もTV化が決定!更には「とある科学の一方通行」までもがTV化決定とか!

 

正直「一方通行」は想定外ですし!!!

 

まぁ喜んでばかりもいらません。「禁書目録3期」を3話まで見たのですが、ぶっちゃけ作画が弱いです。本編もそうですがOPの作画も競合アニメと比べると厳しいのではないかと感じました。

 

声優さんの演技は久しぶりな割に違和感もなく安心して見れましたが、それ以外がもうちょっと何とかならなかったのかと言う印象です。

 

私の本命は「超電磁砲3期」なのですが、こちらも「2期」の後半をオリジナルストーリーで失敗しているので、いくら「1期」がそれで成功しているとは言え安易に繰り返さないで欲しかった・・

 

とりあえず「超電磁砲3期」は原作の話のみで最後まで走って欲しいと切に願います。

 

とりま!厳しい話はこれくらいにして本編のあらすじ(ネタバレ含む)に進むとしましょう。

 

最初に言っておかなければならない世知辛い事実として「新約21巻」の表紙になっている「一方通行」と「クリファパズル545」が本編ではあまり活躍しません。「一方通行ファン」は次回に期待です!

 

物語の半分位まではのらりくらりと「黄金」vs「アレイスター一味」の戦闘が続くのですが、途中で「浜面」と「ゆかいな仲間達」が「黄金」の1人「ダイアン=フォーチュン」を拉致してしまいます。

 

「浜面」に命を救われたと洗脳された「ダイアン=フォーチュン」が「黄金」の実力者である「ウェストコット」「アニー」のペアを単独で撃退。「フォーチュン」も「浜面」と「ゆかいな仲間達」の正式な一員となる。

 

開幕から「メイザース率いる黄金」と「アレイスター一味」が対峙していたので、100年前に起こった「ブライスロードの戦い」の再戦かと思いきや「アレイスター」は残りの「クロウリーズ・ハザード」を全機投入!隙を付いて離脱した。

 

チリジリになりながらも各々の理由で皆がスコットランドにあるエディンバラ城を目指す!

 

途中で「御坂」「食蜂」「カミやん」のAAAチームが(最近になって学園都市3位と4位がコンビでちょくちょく活躍している・・これが人気というやつか・・)イギリスの「王室派」「清教派」を乗せた列車に追いつき、この場の黄金を払拭する。

 

「アレイスター」はその昔、妻である「ローズ」と一緒になったスコットランドの教会、つまり全ての始まりと言えるこの教会で「メイザース」と一騎打ちを行い・・勝利する。

 

その後、エディンバラ城にある「メイザースの本体」にトドメを刺し、2人目の娘「ローラ」の魂を開放する。

 

・・・・・

 

さすがに全部説明してしまうのはどうかと思うので、あらすじはラスト20ページを残した状態で伏せておきます。一言だけ言うと次回「新約22巻」は「浜面」が主人公として活躍する可能性が大きいかなと・・

 

長期にわたって「禁書目録」を読み続けた私の感想なのですが、原作者の鎌池さんは「魔術サイド」と「化学サイド」を正面から戦わせて優劣を付けるのを嫌がっている節があるように見えます。

 

一読者として言わせてもらうと、昔、聖人の「シルビア」と「御坂」が戦闘になった事がありました。そりゃもう手汗を掻いて興奮したものです。明確な勝敗はなくお互い手探り状態の戦闘で終わりましたが・・魔術サイドでは割と明確に個人の強さがどれくらいなのか描かれています。化学サイドの方もハッキリと序列が数値化されていますよね?

 

どうでしょう?そろそろ魔術と科学が正面切って衝突してもよい頃合いなのでは?

 

コホン!まぁ個人的な戯言はこのくらいにして、始まったばかりのTV版「禁書目録3期」には期待出来そうにないので「超電磁砲3期」これが1日も速く始まってくれる事を祈るばかり・・

 

TV版「一方通行」は脚本的にはTV映えする話だと思うので、こちらも静かに期待しておこうと思います。

 

最後にTV版「禁書目録」の4話を見ましたが2位と4位の衝突をまともに映像化しないのはどうかと・・確かに原作もアッサリ進んでしまった部分ではありますが、期待していたファンも多かったはず・・

 

とりま原作の方は気持ちよく進んでいるので「新約22巻」が超絶面白くなる事を期待しています。では!

 

2018年10月30日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「化物語 1巻2巻」

皆さんご存知!西尾維新さんの代表作である「化物語」が漫画になりました!まだ2巻が発売されたばかりなのですが、なんと大暮維人さんが絵を担当しているとかしないとか!

 

大暮維人さんの事を少し紹介しておくと「天上天下」「エア・ギア」を描いた人と言えば分かり易いのかな?一言で言うと密度感のある非常に丁寧な絵を描く作家さんですね。(「天上天下」は私も全巻持ってます。)

 

普通、バカ売れしたライトノベルの漫画って、そこまで大御所の漫画家さんが担当する事って稀だと思うんですが、さすがにそこは西尾作品と言ったところでしょうか。

 

私の愛する「とある魔術の禁書目録」も次の外伝で江口達也さんあたり描いてくれませんかね?ムリかw

 

なにせ漫画版「化物語」はバツグンに絵が美しいので、そこの魅力だけでも買ってしまう層がある程度見込めてしまう程です。(実際、私もその1人・・)

 

実を言うと私は「化物語」の原作を読んでいません。アニメは全部見ました。その程度のファンです。なので「化物語」はアニメのイメージしかありませんが、その上で話を進めさせてもうらと・・

 

漫画版「化物語」の登場人物はアニメ版とはキャライメージが違ってたりします。

 

まず「戦場ヶ原ひたぎ」ですが、アニメ版は終始無表情で口調も一定のトーンを崩しません。ところが漫画版の「戦場ヶ原」は非常に表情豊かで、よく恥ずかしそうな顔をします。正直、別人と言えるレベルかと。

 

よく原作者が許したなぁと思いましたが、これも描いているのが大暮維人だからなのでしょう。お互いに良い部分は伸ばす方向でやって行こうと!そんな感じです。

 

続いて1巻の「こよみん」と「委員長ちゃん」は描写がリアル過ぎてちょっと魅力が伝わってきません。

 

ですが「しのぶ」は超良い感じです!言うならば・・redjuceさんが描いた「しのぶ」に近いイメージです。てか、そのまんまです。

 

2巻に出てくる「八九寺」もなかなか良かったです。そして2巻になってから「こよみん」と「委員長ちゃん」もリアル加減が抜けてきて、こちらもなんか良くなってきました。

 

今までの作品には(「天上天下」)あまり幼女は出てこなかったのですが、小さな女の子の描写は特筆に値するレベルですね!とても魅力的です。

 

あと、もうひとつ驚いたのはアニメには無かったので原作にはあった描写なのかな・2巻の最初に「戦場ヶ原」が助かった直後、落ちている缶コーヒーの缶を拾って目に涙を浮かべながら”軽いのよ”と喜ぶシーン。

 

アニメ版にも家で服を着る時に”重いから”と言っていたけど、それだけでは分かり難いのでベストなタイミングで強調したのでしょうか。

 

そう考えるとアニメ版を知っている人にこそ”一歩踏み込んで作品を知る事が出来る”濃い内容に仕上がっていると思います。

 

総合すると「化物語」が好きな人は買わない手はないかなというのが私の答えです。明らかにアニメ版とは違う漫画版「化物語」お薦めです。

 

【追記】あまり関係の無い話ですが「ひたぎクラブ」のエンディングが個人的に好きです。

 

2018年10月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「新約とある魔術の禁書目録20巻」

いつもは通販で自宅に届けてもらう「禁書目録」ですが、なぜか今回は発売日になっても発送してなかった為、急遽キャンセルして近場の本屋さんへ走りました。

 

じつを言うと書店で「禁書目録」を買うのはこれが2回目になります。

 

なんて言うか書店で直接買うのではなく通販で自宅に届けてもらうのが当たり前になっている事に時代の流れを感じずにいられない今日この頃です。

 

さて今回の「新約20巻」ですが・・ちょっと分厚いですよ!カジュマさん!確かに!「禁書目録」にしては間がありましたが、この厚み・・人を殴り殺せるレベルですよ!・・ウソです・・失礼しました。

 

冗談はさて置き「とある魔術の禁書目録」第3期TVアニメがこの10月に放送決定らしいです。関係者の皆様おめで㌧ございます。そしてこれからの苦労お察しします・・(「禁書目録 劇場版」「超電磁砲3期」とか・・)

 

では本題に移りますが「新約20巻」はいつもと違って最初からマジモードのシリアスな展開が始まります。

 

いつもなら割と長いページ数を使った「バラエティパート」が存在するのですが今回はありません。いきなりの本編突入です!(なのにこの厚み!)(見ようによってはバラエティパートあるかも・・)

 

それと『ネタバレ』を盛大に含む記事なので、気になる方はここでそっ閉じして下さい。

 

まずは前回とりあえず封印に成功した「大悪魔コロンゾン」だけど、近いうちに生還するという「魔女っ子クロウリーたん」の説明から一向(「クロウリーたん」「カミやん」「府蘭」「インデックス」「オティヌス」「一方通行」「浜面」「滝壺」「ミナ=メイザース」「リリス」「スフィンクス」)は「大悪魔コロンゾン」の弱点を調べるためイギリスへ・・

 

同時に10億8309万2867人(匹?)もの(クロウリーたん含む)「クロウリーズ・ハザード」がイギリス連邦加盟国53地域へ怒涛の侵攻を始めた・・

 

カミやんはと言うと・・ロンドンへ向かう途中、クロウリーたんに空中から蹴落とされ、見事にロンドン塔へ連行・・懐かしのオルソラに連れられて鬼の形相をしたステイルにマジもんの拷問を受ける。

 

後からやって来たオティヌスに助けてもらいロンドン塔内で「幻想殺し」を使いまくった結果「三重四色」の最結界をクロウリーたんの思惑通り偶然破壊せしめた。

 

結界が無くなり大量のクロウリー・ハザードがロンドンへ押し寄せて来たため、最終手段と言える霊装「イシス=デメーテル」を女子寮の人間に使用させる・・

 

結果、オルソラが霊装を掴みクロウリー一行と大暴れを繰り広げるのであった。

 

最後はカミやんの手で「イシス=デメーテル」の呪縛からオルソラを救う形になるが、ウェストミンスター寺院にて世界最大の魔術結社「黄金」が蘇ってしまう・・・

 

本編はここまでですが今回は「あとがき」の後にCパートが存在しているので見逃してはいけません!

 

次回「新約21巻」は正真正銘・・「魔術」と「科学」が正面から激突する構図になるでしょう。

 

そうです、皆が待ち望んでいた展開が遂に実現する時が来たのです!(違ったらゴメンなさいね!)

 

とりあえず最強の魔術結社「黄金」vs「クロウリーたん」+「カミやん」+「一方通行」+おそらくですが「第3位」+「第5位」もしかしたら「第4位」も・・そうなりそうなお膳立ては「新約20巻」にありました。

 

ここまで・・ここまで、次回作が楽しみになった「巻」は初めてかもしれません。ちなみに「カミやん」と「一方通行」は自発的に「クロウリーたん」の横に並び声を揃えて「後押しする」と言っていました。

 

もう「新約21巻」が楽しみで仕方ありません。1日も早く発売される事を一日千秋の思いで待ちたいと思います。最後になりましたが「新約20巻」たいへん面白かったです♪

 

2018年6月17日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「アーサー王神話大事典」

実を言うとアーサー王関連の書籍はそこそこ集めており、どれも内容が微妙に違っていて面白いですw

 

大体「この本ではこういう内容、名前はこれで通しますね!」って言うのが普通なんですが、この「神話大事典」はその部分を掘り下げていて、こっちの本ではこう言う内容、こっちの本ではこういう解釈、と手間の掛かる説明をしています。

 

それと最初に知って欲しいのは、この本がアーサー王関連書籍の事典という立場を貫いている点で、本を開くとあいうえお順に名詞(主に人の名前)が並び、その名詞ごとに説明が入る “昔ながらの事典スタイル” で書かれている事です。

 

事典であるため多くの名詞を取り扱う必要性があり “広く浅く” がしっくりくる内容になっていてアーサー王関連の中で知りたい名前があればそこから逆引きする事でその人物や物の簡単なエピソードが拾えるようになっています。

 

まぁ昨今はweb上で検索をかければwiki等から簡単に情報が引き出せる時代なので “事典” そのものの価値が薄れてきているのは事実ですが、この「神話事典」にはweb上で検索しても見つけられない記述がそれなりに存在するため購入する価値は大いにあるでしょう。

 

ただネックになってくるのは価格で広く浅くをモットーに作られたアーサー王事典に1万円をポンと出せる人がどれだけ居るのかと・・ちなみにこの本が例え4800円だったとしても買う人は多くないと思います。(1980円なら結構売れたんじゃないかな?)

 

という事でネックは価格です。間違っても金額を確認せずにポチるのは控えて下さい。

 

無類のアーサー好きならこんな本は2度と出ない可能性もあるので買っておいて損はないかも知れません。が、それ以外の人は買っちゃダメですw今回は以上!

 

2018年3月4日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「新約とある魔術の禁書目録19巻」

はい!「とある魔術の禁書目録3期TV放送化決定」おめでとうございます!別の場所で「とある科学の超電磁砲3期」の話もちらほら聞いているのですが、まずは「禁書3期」なのでしょうか?「禁書3期」は暗部の闘争から始まり第3次世界大戦へと物語が飛躍する大事な流れを含んでいるため制作会社としては相当に気合を入れないとダメな内容だというのは理解しています。

 

今回は「J.C.STAFF」の皆さんが 腹を括る 決断をしたと!そういう事なんでしょうね。ボソ(しかもその次は「超電磁砲3期」・・)(開発スタッフさん死なないで!)

 

「禁書3期」本当に期待しています。でも「禁書2期」の最後に「暗部抗争編」の最初が収録されちゃってますがその辺りはどうするんでしょう?過去のおさらい的な感じで0話特別編でもやるのかな?

 

それに「超電磁砲3期」も原作知っている関係上合わせて超期待しています。察するにプライス版が結構予約入ったのでTV化へのGoサインが出た感じなのでしょうか?ちなみに「超電磁砲2期」の個人的お薦めは「6話」アクセラレータ役の「岡村信彦さん」と御坂美琴役の「佐藤利奈」さんの前半の演技合戦に見惚れましたw2人とも本当に上手ですよねw

 

コホン!では、いつも通りあらすじでも話すとしますか・・

 

「新約19巻」冒頭は銀髪女子中学生と化したアレイスター=クロウリーたん(中身は官能小説を愛する変態オヤジ)にラブホで迫られるカミヤンのラッキースケベシーンから始まります。

 

その後は・・あ!言うのを忘れていましたがこの記事は「ネタバレ」を超含むので気になる人はこの辺りでそっ閉じしましょう。

 

もう一度・その後は久しぶりに浜面が登場!学園都市の中枢とも言えるバンクを内蔵したプロセッサスーツを身に纏い、バットマン顔負けの浜面らしからぬ活躍で学園都市を縦横無尽に駆け抜けます。

 

妙に正義感の強い浜面は車のトランクに置き去りにされた不思議な赤ん坊リリスを確保し一緒に逃走するのですが(大悪魔コロンゾンに操られた府蘭が同様のプロセッサスーツを着て暴れ回っていた為、同じ姿の浜面が犯人としてアンチスキルに追われていた・)・・

 

最後は見た目女子中学生のクロウリーたんが自分の子供を脇に魔神級の一撃で全てを薙ぎ払って終了。ただ、どー見ても隣に居るカミヤンがパパにしか見えない構図なのでこれ以上の付言は控えておきます。

 

他にはインデックス(ヨハネのペンモード)vs一方通行とかいう変わった対決もあるのでまだ読まれてない人はお楽しみに♪

 

さて・・TV放送が決まった「禁書3期」ですが、おそらく後方のフィアンマがインデックスに手を出すところまで話が進むと予想します。

 

大雑把に粗筋を言いますと「禁書2期」の最後に神の右席である前方のヴェントが学園都市へ単身殴り込みに来ました。「禁書3期」は同じく神の右席である左方のテッラとの戦いで幕を開けます。

 

原作通りに進めば後方のアックアと戦う前に学園都市の「暗部抗争編」があるはず、問題は「超電磁砲2期」でアイテムの穏やかな日常をクローズアップし過ぎた感がある事。フレンダが良い味出してたけど「禁書3期」であっさり麦野に粛清されて体が上下に別れちゃうんだけど大丈夫なの?

 

もしかしてTV版のアイテムは仲良いままでフレンダ生きてる事にでもするのかな?

 

私が「禁書3期」で一番気になっているのがここ!原作通りだと脚本が厳しいのではないかと思っています。

 

「暗部抗争編」が終われば後方のアックア戦が始まります。これで12話終了でしょうか。

 

後半はイギリスでの抗争になり第3次世界大戦は「禁書4期」へ持ち越しな感じです。だがしかし!「超電磁砲3期」が間にあるはず!「シスターズ編」と双璧をなす人気の「大覇星祭編」で「とあるシリーズ」の人気はピークに!そして「劇場版」「禁書4期」「5期」と続くのですね。私には分かります!

 

とまぁ冗談はさておきTV版「禁書3期」の朗報とアイレイスター=クロウリーの美少女化を祝し「新約20巻」が更に面白い内容になる事を陰ながら祈っております。

 

2017年10月30日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「とある科学の一方通行 7巻」

皆さん「とある科学の一方通行」というタイトルをご存知でしょうか?鎌池和馬さん原作「禁書目録」その外伝の「超電磁砲」更にその次の外伝となるタイトルが「とある科学の一方通行」です。

 

「超電磁砲」が第3位である御坂美琴が主人公であるのに対し「一方通行」は第1位のアクセラレータが主人公として活躍する物語となります。

 

「禁書目録」と「超電磁砲」は共通点も多く話が大変分かり易いのですが「一方通行」は魔術でも科学でもない独自の世界観にアクセラレータが居るような感じで全く別の作品と言っても差し支えないでしょう。

 

時系列的に「一方通行」の話は「大覇星祭」前後と思いますが正確なところは分かっていません。今回の「第7巻」で陰陽師っぽい話が一区切りしていた為「とある科学の一方通行」を紹介する事にしました。

 

あまり他作品とリンクして来ないので時系列が今一掴み難い・・アクセラレータとラストオーダーが入院中でシェリーがエリスを使って学園都市に攻め入って来た話が過去話になっていて、黄泉川達と一緒に暮らす前・・そして「大覇星祭」後の学園都市で流行した「インデアンポーカー」の時には「一方通行 7巻」の話が過去話になっていた・・と。

 

まぁその辺りの時期で「第1位」の身に起きた出来事が「とある科学の一方通行」と思って下さい。

 

第7巻の終わりに新展開の触りが入っていましたが、またも新しい脚本のようで「禁書目録」との繋がりが見えません!そろそろ「Item」やら「School」やらが出てきても良いのでは?と少しばかり私の希望を盛ってみます。

 

(後で知ったのですが初巻の始めに「暗部と交戦して怪我を負った」と書いていあるのでもしかしたら第4位や第2位と争った後の話なのかも知れません)

 

ともあれ「超電磁砲」の方では「一方通行」のオリキャラが出てきているので他作品にも顔を出してくるのは時間の問題なのかな。

 

ネタバレの粗筋や感想は今回入れてないので気になる人は手に取って、もしくはダウンロードして見て下さい。映像化される可能性の高い作品なので今の内に内容を理解しておきましょう。ぶっちゃけかなり難しい話ですw

 

陰陽師や安部清明に興味がある人には例え「とある」シリーズのファンでなくとも「とある科学の一方通行」はお薦め出来そうです。気になる人はポチっとな!

 

2017年9月20日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「とある魔術の禁書目録 SP」

しゃー!お盆休みを利用してようやく読み終えました!『とある魔術の禁書目録SP』こんな本が発売されているなんて知らなかったので正直驚きです!それに結構なボリュームなのでガッツリ読みたい人は十分な時間を取っておく事をお進めします。

 

最初に言っておくと表紙カバーに「イノケンティウス」が写っていますが本編には出てきません。これにはやられましたw

 

本編は4部構成になっており、最初の物語の主人公がステイルだったのでローマ正教vs天草式の時のように最後は大量のルーンを使用した「巨大イノケンティウス」が出てくるものと思っていたら炎剣のみで最後までやるという完全に裏を掛かれた内容で少しばかりガッカリですw

 

とは言え「ステイル編」が一番のボチュームであり、はいむらさん直筆の漫画まで挿入されています。これは今までになかった試みであり漫画部分も非常に丁寧に作られていました。何と言うか、はいむらさんの漫画だけでも一見の価値があると言えるでしょう。

 

少しだけ内容を明かすと「破滅の枝」(霊装)を所持したリチャードと言う魔術師が仲間であるはずのステイルと壮絶な炎対決を学園都市で繰り広げます。まぁ最後はレイヴィニア=バードウェイがキレーになぎ払って終わるのですが・・

 

「マーク編」はレイヴィニアの部下であるマークが(つまり明け色の陽射し)レイヴィニアの命令でパトリシア(レイヴィニアの妹)を敵対組織から救出するという内容です。

 

「カミヤン編」はいつもの不幸体質からまたも学園都市で魔術師絡みのいざこざに巻き込まれ女子高生に鞭で叩かれるというお話。

 

最後の「初春編」が私は一番好きなのですが、初春がつなぎにパラシュート(実際にはつなぎみたいな服)というありえない設定で登場し、そのパラシュートを使って凶悪事件をほぼ1人で解決するという初春らしからぬ冒険活劇的内容です。まぁ体力無しの初春には無理な設定だと担当にも小言を言われたようですが、どうやら鎌池さんはそのまま押し切ったもようw

 

これくらい無茶なストーリーの方が読者予想の斜め上を行っていて面白いのかも知れません。少なくとも私は楽しめましたw

 

おそらく「新約」1巻の発売直前くらいの時期に書いたノベルなのでしょう。文章的にもそんな感じに見えます。状況の描写に現在ほどの物量を投入していない、そんな感じです。(ちなみにこの頃の文章も私は大変好きであります。)

 

とりあえず普通に手に入る「禁書目録」はこれで制覇したのかな?DVD(BL)初回特典にも何やら付いていた気が・・そういえば最初に美琴に羽根は生えた時の話を良く知らない。たしか学校の旅行で映画監督とうんたらかんたら・・あらすじだけは知っているけどどこで見たかは覚えていない・・

 

兎も角、最新刊だけはきっちり読む事にしましょう。ではでは!

2017年8月19日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「とある魔術の禁書目録 -ロード トゥ エンデュミオン-」

実は「禁書目録」にはこんな本があります。「とある魔術の禁書目録 -ロード トゥ エンデュミオン-」とあるシリーズはほぼ手中に収めている私ですがこの本の存在を知りませんでした・・!

 

一体どこからこんな本が製作されたのか、調べてみると劇場版「とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡」の来場者特典として10万3000冊が上映劇場で無料配布されたのだとか・・がんばりましたね、電撃劇場文庫さん。

 

10万3000冊の魔道書を記録する魔道図書館インデックス、今回ばかりは1300冊くらいにしておけば良かったなんて思ってませんか?何にせよ4年以上前の話なので現状では中古の本をネットや書店で手に入れるしかありません。私はネットで購入しました。結構な額を出しましたが、その甲斐あって割と状態の良い古本をゲットする事に成功♪(ファンというのは金額より状態の良し悪しを気にする生き物なのです)

 

いつものように一通り読んでみて分かったのは、これ鎌池さん!この本に限っては今までのライトノベルを読んできた読者ではなく、アニメから入った客層を意識して話を書きましたね。

 

つまり最近のくどいような言い回しが一切無く、まるで最初の1-2巻のようなあっさりした書き方をしているのが特徴的です。これはライトノベルに慣れてない人にも読み易いよう意識した書き方をしているのだと感じました。ちなみに私は「禁書」初期の頃のあっさりした鎌池さんの書き方も好きなので「-ロード トゥ エンデュミオン-」非常に良かったと思います。

 

内容は・・(ああ、ネタバレ記事だから気になる人はここでハイ終了!)劇場版アニメと同じではなく、エンデュミオン建設中(完成間近)に学園都市で起こった話となります。つまり劇場版よりも前の物語です。

 

そして過去作品の中でも「-ロード トゥ エンデュミオン-」特有の、いやここにしかない(まるで鎌池さんが書いたのではないんじゃないかと思えるほど)奇妙な話の展開に・・いやキャスティングの間違い?に発展します。それはインデックスさんが、ぶっちゃけ主ヒロインのような扱いで終始登場していて、過去の不満を爆発させるようにイキイキとセリフを喋り活躍していました。

 

何と言うか・・インデックスさんを応援する人はこの本を買うしかないんじゃなかろうか?そう言っても過言ではない1冊です。

 

まぁ冗談はさておき、表紙裏のカラー絵にアリサは登場していますが本編には一切できません。劇場版とはまったく別の話なので誤解なきよう注意して下さい。

 

少しだけ粗筋を説明すると、エンデュミオン完成間近に『天井より来る神々の門』という魔術結社が学園都市を破壊するため侵入。ステイル、インデックス、カミヤンがそれを阻止するべく奮闘というのが今回の大筋的な流れです。途中からは敵の中の2人の姉妹に話が移って行き、最後はラスボスである姉妹の1人とカミヤンがガチでバトル!そしていつもの親父臭い説教をして物語は幕を閉じる。

 

大阪の人間が目をギラギラさせてオチを待っているような『禁書』らしいベタな内容ではないでしょうか。私はそこそこ好きですw

 

何にせよ10万3000冊も出回っていれば中古本として簡単に入手出来るはずなので興味のある方はぜひ手に取って読んで欲しいと思います。

 

2017年7月12日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「ラクガキノート」 窪之内英策作品集

えっと、玄光社から発売している窪之内英策さんの作品集「ラクガキノート」を購入しました。

 

正直な話、私は窪之内さんという方をよく知りません。Amazonのおすすめ新商品情報に紹介されていたのでクリックして詳しく見たところ、興味が沸いたのでポチった次第です。

 

この本には「コピックマーカー」と「色鉛筆」を使って、やんわりと淡い色合いで描かれた表情豊かな少女達(主に少女なだけで実際にはジジババから子供まで幅広く描かれている)が沢山収録されています。

 

ページ数は160で最後にはロボットのショート漫画も入っています。さすがに漫画家さんなだけあって一風変わった内容です。

 

特筆する箇所としては『はじらいのある女の子の表情』がとても繊細に描かれていて、どの子も大変魅力的に見えました。なので『顔』を重点的に見て欲しい本だと思います。

 

私個人としてはコピックを使って着色された色味が素直に綺麗と感じたので、コピック一式注文しようかと考えたのですが・・結構なお値段だったので却下になりましたw

 

とりあえずwebで調べたところ、鉛筆で描いた線画にコピックでの色塗りはNGらしく、普通はPCを使ってプリンターから線画だけを抽出した後、その線画入りコピー用紙にコピックで色を塗るそうです。

 

鉛筆ではなく黒色の色鉛筆を使って線画を描くと、ある程度まともにコピックで着色できるとか。

 

私の場合、線画だけプリントアウトすなら色を付けた状態でプリントアウトしようとするかな・・などと考えてしまいコピックを購入するには到りませんでした。

 

それと本誌に描かれている女性の髪形がどれもオシャレでイラスト映えするものばかりだったので、この辺りも参考に出来るポイントかと密かに思っています。

 

英策さんのファンの方ならもちろん、私のようにそうでない人でも、イラストを志している人間なら安心してお薦めできる1冊ではないでしょうか。レビューでも書かれていますが掲載しているイラストの数が多く評価も高いです。気になる方は、ポチっとな。

 

2017年6月15日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta