去年の11月に「液晶パネル」を交換した「VAIO Z1311」なんですが今回は「SSD」を交換しようと思います。
「SSD」の交換きじはこれも去年の11月に同じ「VAIO」の「S11 ALL BLACK EDITTION」を交換していますが、それと内容は全く同じです。違うのは容量くらいでしょうか。前回は「512GB」から「1TB」へ。
今回は「1TB」から「4TB」になります。同じ「1TB」から「1TB」にしたかったのですが同じ「1TB」でも総容量は微妙に違います。現在「Z1311」に入っている「M.2」は購入時に入っていた「SAMSUNG」「1TB」で総容量が「1.002.727.548.928B」になります。購入予定の「Crucial」「1TB」は「999.006.662.656B」です。
つまり僅かに総容量が少なくなっているんですね。
「クローンBOX」を使って「M.2」から「M.2」へコピーする場合は、全く同じ総容量か、それ以上にならないと「1B」でもコピー先の容量が少なくなってしまうとクローン出来ないのです。
本当は「1TB」の「M.2」にするつもりだったんだけど「2TB」に・・ってよく見ると「2TB」は発送までに1-2ヶ月の待ち時間があったので「4TB」になってしまいました。ちょっと高額になりましたが容量が多いと劣化も延滞出来るので、長い目で見ればこれが正解だったのかも知れません。2016年に購入した「VAIO」ですがまだまだ現役で頑張ってもらう必要があるので「SSD」は奮発して「4TB」にしてあげましょう。
何故「M.2」を交換しようと思ったかですが・・実は「VAIO」「Z1311」購入初期から割と頻繁にブラックアウトする現象に見舞われていて・・これ絶対に「M.2」がハズレなんじゃないの?と疑っていてそのうち交換してやろうと考えていたのです。しかし長く使うために最初から「1TB」を用意していたのでなかなか交換出来ずに今まで来てしまいました。もし「M.2」交換後も頻繁にブラックアウトするなら最初からマザーボードに不具合があったのでしょうね。VAIO社になってすぐの商品だったので仕方ナスです。
けれどもこのPCに大事なソフトを幾つも入れていて(OSを再インストールしたら二度と入手不可)替えが効かない大事なものになりました。多分この「M.2」交換が最後のご奉仕だと思います。
これまで9年間、ほぼ初期状態でハードに使い込んで来ましたが、なんとか今まで使えています。
PC内部は非常に美しく劣化や汚れの後が見えません。
毎日酷使していましたが、直射日光に当たらなくて埃の無い部屋だったのが良かったのでしょう。
あとどれくらい現役で使えるか、楽しみですねw
「Crusial」「M.2」「4TB」が届いたので早速作業に入るとしますか。
準備するものは「M.2」「クローンBOX」それとデータ移行中に使う「扇風機」くらいでしょうか。
アームから「VAIO VJZ1131A11N」「クラムシェルタイプ」を外して来ました。この「VAIO」はガンメタっぽい落ち着いた色合いになってますね。9年間ハードに使い続けましたが傷もなく全然綺麗です。
裏面になります。上部左右に2ヶ所と下部に長いのが1ヶ所足ゴムが付いています。
この足ゴムの裏にもビスが止まっているので剥がさないといけません。
作業している時、天板に傷が付かないよう布製のシートやクッションを敷いておきます。
ビスを全部外しました。下部の足ゴム裏に10本ものビスがありました。
遅くなりましたが分解する時に使う工具です。
主に使うのは「ドライバー」「ピック」「大きいヘラ」でしょうか。
まずは角を「ピック」でこねて隙間を作っていきます。
大きめのヘラが入ったら、それを入れて斜めにこねれば楽に開いていくでしょう。
あとでどの「ビス」がどこに収まっていたか分からなくならないように、整理して並べて下さい。
開きました。中央左上の白い放熱シートの下が今回交換する「M.2」です。
分かり易くするためにもう少しアップで写真を撮りました。
下が古い「M.2」「1TB」で上が新しい「M.2」「4TB」です。最近の記録デバイスはコンパクトですね。
放熱シートは再利用するので、綺麗に剥がして横に置いておきましょう。
「足ゴム」の粘着性が弱くなっていたので両面テープを貼りました。
使った両面テープはニチバンのナイスタック(強力)です。普通の両面テープよりも若干厚みがあります。
さぁ私の大好きなCENTURYの「クローンBOX」の登場です。
ビスを外して上蓋を外します。ビス穴が下にある状態にして左側が「コピー元」そして右側が「これからコピーする新品」と覚えて下さい。「M.2」の金属皮膜は剥がれ易いので何度も抜き差しするのは控えましょう。
一応、取り扱い説明書も載せておきます。
フィルムを剥がすのを這われずに!そして剥がしたフィルムはまた使うので捨てたらダメですからね。
付属のケーブルではなくいつもスマホ等の充電に使っているケーブルを使用しました。
ブスっと2本挿しています。
箱と「クローンBOX」の間に「消しゴム」を置いて少し空間を作ってみました。
最初にレバースイッチを「COPY」(右側)にスライドさせます。
ケーブルを挿すと右側3ヶ所が青く光るので確認出来たら「コピーボタン」を3秒ほど押し続けて下さい。
全LEDが点滅したら「コピーボタン」を離してもう一度「コピーボタン」を押しましょう。
左側の「25%」が点滅していればクローン開始成功です。
順番に点滅から点灯に変わっていきます。全部点灯状態になったら終了なのでケーブルを抜いて下さい。
これが終了状態です。「4TB」でも15分で終わったな・・速い。
扇風機は全力で回さなくても十分冷えます。放熱効果が高いので少し暖かくなっている程度でした。
ぶっちゃけるとここまで来ればほぼ間違いなく「M.2」はクローンされています。
失敗するパターンとして多いのは「不良ブロック」つまり壊れたファイルが存在していた場合にのみ途中で停止して先に進みません。なので最後まで完走していれば、ほぼ確定で成功しているんですね。
クローンの作業が終わったら忘れずにフィルムを放熱シートに貼りましょう。
それと上書きする予定がないのであれば、元の「M.2」はいつどのPCで使用していたものかメモっておくと後で困らなくて良いです。この状態で仕舞っておけばリカバリーディスクとして使えますから。
ではクローンさせた新しい「M.2」を「VAIO」にセットしてみましょう。
横に置いていた「放熱シート」を新しい「M.2」にペタっと貼ります。
組み立てる時は「イヤホンジャック」の穴を合わせて、そこからやっていくと事故が少ないと思います。
下部の長い足ゴム位置のビスは浮いていて難しいので左手の指で押さえながらビスを回すと楽に作業出来ます。押さえると言っても力を入れ過ぎるとパネルが割れるので力加減には細心の注意を持って!
ヨシ、物理的な組み立て作業はこれにて終了。今回も傷等入ることなく綺麗な状態を維持出来ました。
私は古い人間なので大切なものは丁寧に扱って、いつまでも気持ちよく使って行こうと考えています。
特に新しいものが古い物よりも良いとは限らないですからねw
古くて良い物を大事に使う!これが基本ですよ!
もちろん起動も一発!
えっと・・ディスクの管理画面になります。見ての通り何もしなければ以前と全く同じ容量しか使えません。画面に見えている「未割り当て」の領域を「Cドライブ」に持って生きて初めて「4TB」になるのです。
「パーテ-ションを移動させてSSD本来の容量に戻す方法」に関しては「TAIKIさん」が動画で詳しく説明してくれているので、そちらを見て下さい。「TAIKIさん」の動画は初心者でも分かり易いのが特徴です。
はい。パーテーションを移動させて「M.2」本来の容量になりました。
これで今回の記事は終了となります。「M.2」のクローン化で1番注意しなければいけないのは最初にどの「M.2」を選ぶかです。現状の「M.2」と同じサイズのものは選ばない方が無難でしょう。
確実に新しい「M.2」の方が大きいサイズになるように選んで下さい。
そこさえ間違わな狩れば、割と簡単にクローン化は成功するのです。
私が今回使った古いノートPC(2016年モデル)でも最初に「CPU」と「メモリ」さえしっかりしたものを付けておけば、割と問題なく今でも使えますからねw皆さんのPCも部分的なカスタマイズで現役復帰出来るのなら価値があると思いませんか?特に「M.2」は大容量になるほど寿命や快適な期間が長くなります。
▲私が購入した「4TB」の「M.2」です。
▲こちらの「1TB」が1番人気のモデルになります。
▲私のお気に入りセンチュリーの「クローンBOX」です。
▲何か「クローンBOX」に風を送れるようなものがあれば良いと思います。