Noctua NF-A12x25 PWM

さてNoctuaの「CPUクーラー」と「ケースファン」どちらを先に記事にしようか迷いましたが、とりあえず「ケースファン」から記事にした方が続けて読んだ場合に分かり易いのではないかと言う理由でこちらから記事にする事にしました。

 

Noctuaのファンが「静か」で「よく冷える」というのは既出情報なので改めて説明する必要もないと思いますが、一応説明しておきましょう。

 

うちの主PCとサブPCのケースには静音性の高いケースファンを低速で使っていました。

 

それでも振動からくるビビリ音や羽音でなかなか静かになりません。

 

対策として行っていたのは振動を緩和するためのスペーサーをビスに取り付けたりファン固定用振動ブッシュを試したりですが手間を考えると効果は低いかと・・

 

Noctuaファンの優れているところは必要なものが全て入っている事です。まずは付属の抵抗を使い回転数を2000から1700rpmに落としましょう。更にシリコンブッシュで振動を抑えビビリ音を相殺。後はBIOSとかで回転速度を制御してやれば完璧ですね!

 

ちなみに2000rpmのままではそこそこ大きな音がしますので必ず1700rpmに落としましょう。付属のシリコンブッシュも優秀です。ビスで止めようとはせずに使った方が良いと思います。ちなみにうちの環境ではBIOSで700から1100rpmの間にして回しています。

 

700から900rpmだとほぼ無音で1100rpmでも少し聞こえる程度です。回転数がこれくらいだとファン自体の風切り音が聞こえてこないのと、シリコンブッシュの効果とファンの軽量化によりビビリ音が皆無となっています。この辺がNoctuaの特筆すべきポイントなのでしょう。

 

結果としては空冷での理想に近いファンだと思います。今までは回転数を落としてもビビリ音があったりファン自体の重みでPCケースが振動したりとなかなか良いファンが見つかりませんでした。

 

更にファンは製造コストの関係で個別の「アタリ」「ハズレ」も大きく静かなものを数多く揃えるのがなかなか難しいパーツです。しかしNoctuaは価格を引き上げてでも「アタリ」「ハズレ」のない品質と静かなファンを提供しています。

 

バブルの時代はこういったメーカーが沢山あったのですが今だとコストを優先して価格を下げていかないと売れませんからね・・Noctuaのような製造メーカーは生き残ってほしいと心から思います。

 

Noctuaの「NF-A12x25」はトータルとしての完成度が高いためお勧めの使用方法は回転数を1700rpmに落としシリコンブッシュを使って何らかの方法で回転数を更に1000rpmまで落とす感じでしょうか。

 

注意する点としては古い形状のヒートシンクへ付ける場合、そのままだとファンが取り付けられない事があるのでファンの留め具が使えるようにニッパやヤスリで削ってやって下さい。それで使えます。

 

ここまでやれば実用レベルでの空静音冷ファンを堪能できるはずですが他の空冷ファンよりも極端に冷えるとか極端に静かという訳ではないので期待し過ぎないで下さい。今までの一番と同等か少し上、尚且つファンからの振動を完全に消し去る設計と品質これがNoctuaの魅力です。

 

今回7個「NF-A12x25 PWM」を購入しましたがハズレは1つたりとも混ざっていませんでした。スバラシイ品質ですね!

 

空冷のケースに拘りを持ち静音設計でありながらも十分に冷やしたい、そんな考えの方は「NF-A12x25」を買っておけばガチで問題ありません。迷わず行っときましょう。私からの超お薦めです!

 

【追記】あ・・「CPUクーラー」の記事書くの忘れてた・・

 

2019年10月5日 | カテゴリー : PC関連 | 投稿者 : pasuta