「とある魔術の禁書目録」 その後・・

「蒲池一馬先生」の大人気小説「とある魔術の禁書目録」を私は最新刊が出る度に購入していました。

 

と言っても原作ライトノベルの「新約22巻」「新約22巻リバース」を最後に購入するのを辞めています。

 

理由はちょっと単調で面白味が感じなくなったからですが・・イラストを担当している「はいむらきよたかさん」は途中から巻を重ねる度に時間をかけない簡素な絵になってしまったし、内容も強さの序列が明確にされないまま次々と新たな最強が登場していました。もう誰がどのくらい強いのかさっぱりです。

 

とは言え全く「禁書目録」の世界から離れたのかと言えばそうではなく・・

 

「近木野中哉先生」の描く漫画「とある魔術の禁書目録」を買い続けるようになりました。

 

こちらの世界観では強さの序列がしっかりしている頃の話なので安心して見ていられるのと「近木野先生」の描く「禁書目録」はキャラクターの魅力を最大限引き出し、違和感なく原作のイメージ通りのキャラクターを作ることに成功しています。「超電磁砲」の漫画はちょっと違う漫画、違うキャラクターになりつつあるので・・出来れば原作のイメージを崩さずに描いてくれる「禁書目録」の方が私は好ましく感じます。

 

小説の挿絵を描いているイラストレーターの質が下がるのは珍しいことでは無く「禁書目録」の後に読むようになった「オーバーロード」でも終盤はめちゃめちゃ簡素な絵になっちゃってます。

 

いちファンとしては表紙だけではなく途中のイラストにも魅力を感じて購入しているのであって・・例え物語が完成状態ではなかったとしても、事前に話を聞くなどしてある程度絵の質を落とさずに仕上げる事は出来たと思うので、お金なのか、時間なのか、理由は定かではありませんが残念な話ですね。

 

それから私が「禁書目録」を見なくなってしばらくした頃に「DVD特典」とかの書店には並んでなかった物語をまとめたものが発売されていました。これは偶然にも書店で見つけてそのままレジに持って行ったのですが・・ちょっとありえないくらい分厚いのです。せめて2冊じゃなくて3冊か4冊にして欲しかったw

 

私が見たかった「美里」と「映画監督」の話も入っていたし高く付きましたが個人的には大満足ですw

 

あと私の手元にはこんな本もあります。「エンデュミオン」は劇場版の元になった話で・・って言ってもこれ劇場で貰えたやただっけ?私は後からネットで購入したのですが・・比較的安く買えた気がします。

 

今は「超電磁砲」の話が漫画で新しく作られていますね。これ自体も外伝なのですが更に外伝が横方向に展開して「一方通行」とか「心理掌握」とかが出ています。あ、「一方通行」はもう終わりましたね。

 

「一方通行」は話が陰陽師だったので心配していましたが、アニメ化もされたようで一安心でしょうか?

 

「禁書目録」は老後の楽しみのひとつとして、時間のある時にまとめて一気見しようと考えています。

 

それまで「鎌池先生」は無理をせず、お体を大事にして「禁書目録」関連の外伝を時々でいいので忘れた頃に何か出していただけるととても嬉しく思います。最後に・・本棚に仕舞っている?いや飾っている「禁書目録」は私の大切な宝物です。この小説を生み出してくれて・・本当にありがとうございました。(感謝!)

 

▲何やらこのクソ分厚い「外典書庫」の3冊目が出るとか出ないとか・・ウソでしょ?

▲「3巻」の広告も載せましたので・・ついでですし「1巻」も・・

▲まぁそういう流れですので・・「2巻」も・・

2024年11月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」

今回は「16巻」の記事なんですが、まずは「15巻」の話を少しだけ・・

 

案の定、多くの方が「15巻」「16巻」を分ける必要などなかったと言っており「アインズ」の心情を吐露するだけで1冊の殆どを費やした「15巻」の評価は散々です。

 

ですが「16巻」の表紙を見る限り、ある程度期待しても大丈夫なのでは?

 

と考えてしまう自分がブラック企業の社畜みたいで、ちょっと残念です。まぁ「13巻」までが非常に良く出来ていたんですから仕方ありませんよね?

 

さて、先ほど触れた「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」の表紙ですが「異世界カルテット」(劇場版)の設定にあった「輝煌天使ねこにゃん」(ユグドラシルプレイヤー)の鎧を身に付けた「番外席次」と、女装はやめてと「アインズ」に言われたばかりの「マーレ」がまた大胆な女装姿で対峙してます。

 

鎧の中身の人物に関しては「15巻」の最後に分かり易く登場させていたのと「鎌」握ってるのとで「番外席次」で間違いないでしょう。

 

問題は「マーレ」が装備している服ですね・・武器はいつも身に付けている神器級アイテムの「シャドウ・オブ・ユグドラシル」です。おそらく「番外席次」がかなりの強さだったため、防具もワンランク上のものを用意したと思われます。

 

「番外席次」がしゃがんでおり足元に血が流れている事から、万全を期した「マーレ」に敗北した感じの絵だと予想できます。(「エルフ王」は「アウラ」が相手をしているのかな?それとも「番外席次」にやられた?)

 

「15巻」に描かれていましたが「番外席次」は子供の頃、家事手伝いをしてくれていた「ナズルおばちゃん」の作る「オムレツ」が好物なのだとか。

 

そう言えば「エルヤー・ウズルス」に奴隷として使われていた「エルフ3人」が「魔導国」の料理が美味しすぎて、とてもじゃないが「エルフ国」には戻れない!と言う話が「15巻」の序盤に出ていましたね。

 

「番外席次」も「マーレ」に敗れた後「魔導国」の料理によって餌付けされる未来が見えるのは私だけではないはず・・長々と書いてますが全部私の妄想なので実際にどうなっているかは徐々に説明しましょう。

 

と、その前に!「TV版」「4期」のオープニング映像で「書籍版」「14巻」の映像が多く起用されていた件について個人的な考察をしたいと思います。

 

過去「TV版」は小説3冊分の内容を1シーズンとして放送していました。「1期」「1巻-3巻」 「2期」「4巻-6巻」 「3期」「7巻-9巻」です。では「4期」はどうなるのでしょう?今までの流れだと「10巻-12巻」になりますね。

 

しかし「4期」のOP映像に「12巻」「13巻」である「聖王国編」のカットは1つもありませんでした。まぁここは「劇場版」として制作される予定なのであえて伏せているのでしょう。

 

そうなると「TV版」「4期」は「10巻」「11巻」それに「劇場版」「聖王国編」となる「12巻」「13巻」を飛ばした後の「14巻」となる可能性が高いという事ですね。

 

過去にも「TV版」は視聴者が理解しやすいように小説の順番を入れ替えて放送した事がありました。

 

今回もそうなりそうです。

 

正直に言うとOP映像を見るまでは「10巻-12巻」つまり「聖王国編」の前半までを「TV版」として放送し「聖王国編」の後半だけが「劇場版」になると思っていました。

 

内容の濃い「14巻」がかなり端折られた形で映像化されてしまうのは残念という他ありません。

 

最後は「TV版」「5期」で「15巻」「16巻」「17巻」が映像化されるのは想像に易いですね。(恐らくここからの逆算で「17巻」が最後になったのでしょう・・)

 

それと「4期」「OP映像」で武装した「アルベド」と空中戦を繰り広げている赤いのがアダマンタイト級冒険者である「ラキュースの叔父」です。「コキュートス」と戦っているのはLv40に到達した「ブレイン」であり、「白銀鎧」の前にいる「アインズ」っぽいのが実は「パンドラズ・アクター」という落ちです。

 

では「16巻」が到着したのでこれから順次加筆していきたいと思います。

 

(ここからは「ネタバレ」を含んだ内容「あらすじ」を説明しますので、知りたくない方はそっ閉じを・・)

 

まず「アウラ」の出迎えで「アインズ」と「マーレ」がダークエルフの村に入ってきます。

 

2人は「アインズ」が用意した男物の服を着用し、故郷の風習と偽って顔の下半分を隠してやって来ました。(「アインズ」はエルフの里で関わった男を参考に、肌の色だけをダークエルフっぽく変えて変装している)

 

そして村の人達や長老に一通りの挨拶を終えると「アウラ」の居住する木へ向かう道中で楽し気に遊んでいる子供達を見かける。

 

「アインズ」は「アウラ」や「マーレ」も遊びに混ぜてあげて欲しい!とそこにいる子供達全員に飴を配っていく。(「アインズ」にとってはこの行動こそが今回の最重要案件だったりするw)(ほっこりしますねw)

 

ただ残念な事に「アウラ」「マーレ」は子供たちと遊ぶのは楽しくないようで渋々行っている感じ、「アインズ」は楽しそうに薬師頭「マンゴー・ギレナ」のところで薬の調合を教えてもらっている。

 

(ちなみにこの村の「ダークエルフ」は例外なく食べ物の名前が付いている、らしい・・)

 

そうこうしていると「法国」からの攻撃に「エルフ国」が耐えきれなくなり「アインズ達」が身を寄せている「ダークエルフの村」へも援軍要請が伝達される。(お願いではなく強制っぽい内容だ・・)

 

「アインズ」は「エルフ国」「法国」との争いに「魔導国」が介入して余計な敵意を抱かれるのを避けるため早急に「ダークエルフの村」から撤収し「魔導国」へ戻ろうとするが・・途中で考えを改め「ダークエルフの村」を去った後1週間程「法国」と「エルフ国」の攻防を隠れて観察していた。

 

この戦いにおいて「エルフ国」に勝ち目はなく落城するのは時間の問題、そして「法国」の攻め方があまり杜撰なため「アインズ」は何か目的がって あえて こういう戦い方をしているのでは?と深読みする。

 

(これは「法国」の上層部が魔法1つで10万人以上を滅ぼす「魔導王」それに桁違いの戦力を有する「魔導国」を想定しての戦闘であり、これくらい死と隣り合わせの緊迫した状況であっても諦めずに戦える精神力を身に付けておかないと、とてもじゃないが「魔導国」を相手にできない!そのための試練である・・)

 

「魔導王」が「ダークエルフの村」に最近まで滞在していたという話は「姿」を変えていたので誰にも知られていない。なので「エルフ国」が陥落する直前に保有しているであろう「マジックアイテム」を横取りしてしまおう!という作戦を「アインズ」は実行する。

 

ただし先に述べたように「魔導国」がこの戦いに介入したと思われるのはマズいので「アウラ」「マーレ」にはいつもと違う装備をさせて(いつもより能力は劣る)戦闘に参加、にも関わらず「アインズ」はいつもの姿で戦闘に参加し3人で一緒に行動するという内容だ。

 

(「アインズ」曰く、自分達を見かけたものは全員殺せばいい!という短絡的な流れである・・)(「アインズ」がそのままなら「アウラ」「マーレ」も防御力落とす必要ないじゃん!)(と思った人は大勢いるはず・・)

 

実は「16巻」の表紙がちょっとだけ話題になっていたので謎が解けた部分だけ説明すると・・「マーレ」がいつもの装備ではない理由は上記の通りで、この装備は「ブクブク茶釜」が「マーレ」用に用意していたもの。いつもの服よりは性能が落ちるが、そこそこ防御力はあるらしい・・しかも「マーレ用」(男の子)なのに女性の水着のようなデザイン・・中身は人気声優なのにこのド変態ぶりはある意味圧巻です。

 

一応「魔導国」としては「法国」は仮想敵国に該当するため、強いと評判の「エルフ王」には頑張って「法国」の戦力を削り落として欲しかったのですが「エルフ国」の宝物庫でバッタリ「エルフ王」に鉢合わせてしまったので、仕方なく撃退する事になります。

 

「エルフ王」の強さは推定Lv75くらいで大きな特徴は自身よりもLvの高い土精霊を召喚出来るというもの。これのお陰で今まで無敵と言われていた。(本人が「ベヒーモス」と呼んでいたアレね!)

 

「アインズ達」は3人居ましたが「エルフ王」は「アインズ」1人で相手する事に・・逃げられない様に完璧なプランを立てて戦っていたが、結局は逃げられてしまう。

 

「アインズ」と「アウラ」はその場に残り「宝物庫」でマジックアイテム等の物資を漁る作業に、「エルフ王」は虫の息なので「マーレ」1人でトドメを刺しに向かいます。

 

そこで「マーレ」は「エルフ王」にトドメを刺し部屋を返り血で真っ赤に染め上げた「番外席次」と対峙、仕方なくそのまま戦闘に発展するも「番外席次」が「絶対死」それに「エインヘリヤル」と「アインズ」vs「シャルティア」の時に2人が見せた技を使ってくる事に驚く。

 

途中、機転を利かせ「番外席次」を建物に押し込める事に成功した「マーレ」はそのまま自身の切り札となる「小災厄」で「番外席次」を押し潰す。

 

「アインズ」「アウラ」と無事に合流した「マーレ」は「アインズ」の「転移門」により3人+「意識を失っている番外席次」の4人で「ナザリック地表部にあるログハウス」へ移動した。

 

そこで「マーレ」から「番外席次」に対する詳しい報告を受け「ワールドアイテム」によって「シャルティア」を洗脳したのが「法国」の手によるものだと確信する・・

 

「氷結牢獄」の「ニューロニスト」に監視付き(「アウラ」)で「番外席次」を渡し、すぐさま「アルベド」をその場に呼び寄せた。

 

「アルベド」を呼び出した理由は・・「法国」を滅ぼすため今すぐ準備せよ!というものだ。

 

これで「16巻」は終了しますが、私は「17巻」で「オーバーロード」が終わりを迎えると思っていました。ですが『あとがき』でもう2冊執筆しますと言っているので、どうやら「17巻」それに「18巻」と続くようです。

 

「16巻」の私的な感想は控えますが、大多数の方がレビューで2冊に分ける必要性を感じられなかったと言っています。まぁそういう事なのでしょう。

 

ともあれしっかり休養を取って「17巻」を良いものに仕上げて欲しいと思います。では!

 

【追記】一応資料として載せておくと「番外席次」のLvは88でした。「エルフ王」の事も詳しく説明があったので残しておきます。彼の父親は「八欲王」の1人でエルフの大英雄にして最強の軽戦士と呼ばれる元ユグドラシルプレイヤーです。「16巻」の最後で装備を回収しに行くと「アインズ」が言っていました。

 

もしも「17巻」で死体を回収し蘇生するよなマネをするのであれば・・「アインズ」にも謎が解けるかも知れません。ちなみに「法国」の「神人」は「六大神」の血を受け継いだ者なので「番外席次」は「六大神」と「八欲王」の両方の血を受け継いだサラブレットという事になり現状の人類種最強であるLv88にも納得がいく設定になっていますね。

 

この辺りの事情を知っている可能性があるのは「評議国」の竜王だけなので、のこり2冊と考えた場合「17巻」で「法国」の滅亡、もしくは「六色聖典」の壊滅、そして「18巻」で「評議国」もしくは竜王との戦いが最終バトルになるのでしょうね。個人的にはその後が1番見てみたいところなのですが・・

 

2022年7月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード15巻 半森妖精の神人 上」

ようやく発売されました「オーバーロード15巻 半森半精の神人 上」と言っても今回は「13:00」を過ぎてもまだ我が家には「15巻」が到着していません。(残念です!)(遅いよ!)

 

(っていうかSteam版「SUNBREAK」のダウンロードが始まってしまったんだけど?)

 

まぁ折角なので「14巻」の時のようにある程度の「粗筋」を予想してみたいと思います。

 

「14巻」の時は表紙の絵がヒントになり、それで妄想を膨らませていましたが「15巻」はどうでしょう?

 

「15巻」に描かれている熊さんはどこのどなたなのか私にはさっぱり分かりませんw

 

なのでこの線からの妄想は無理ですが「14巻」の最後に「アインズ」が「アウラ」と「マーレ」を連れて「エルフの国」に2人の友達を探しに行くと言っていました。

 

そこから考察すると「エルフ国」は「法国」と戦争をしているので、そこへ「魔導国」もしくは「アインズ」「アウラ」「マーレ」の3人がどちらかの味方に付く、あるいは三つ巴の展開が予想されます。

 

個人的には三つ巴が理想ですね。理由は「魔導国」としてではなくとも「魔導王」それに「階層守護者×2」が加勢した時点で、そちらの勝利が確定するため面白味が半減してしまうからです。

 

後は、くがね先生のことだから「アウラ」と「マーレ」の友人となり得るエルフの子供なんかも登場するのではないかなと期待していますw

 

では「14:00」くらいに「15巻」が郵便ポストに入っていたので実際に読みながら「14巻」の時と同じように何度も加筆する形で「大まかな粗筋(あらすじ)」を(いつも書いてますが盛大に「ネタバレ」を含むので気になる方はそっ閉じして下さい!)紹介していきますね。

 

「15巻」は「法国」から始まります。

 

「法国」のトップである12人の執行機関長達が「魔導国」による「王国」への蹂躙を目の当たりにし、次は「法国」へ来る可能性が高いと判断しました。(ただし、この会議の時点ではまだ「王国」は完全な不毛の地になっている訳ではない様子)(「14巻」であれだけやられてもまだ戦争途中なのですね・・)

 

「魔導国」からの侵略に備えるため、戦争中の「エルフ国」を早急に沈黙させる方向で意見が一致します。

 

ここで気になる単語が一つ・・「14巻」にも出ていた「竜王国」とはどこの国の事だろう?という疑問ですがどうやら「11巻」ドワーフ編の「アゼルリシア山脈」にいた「アウラ」の殺気でオシッコ漏らしちゃう「ヘジンマール」率いる「フロストドラゴン一行」の元居た場所のようです。

 

(「フロストドラゴン一行」は現在「シャルティア」の下で「魔導国」の空輸を担当している)

 

私はてっきり「ドワーフ国」なのかと思っていましたがwちなみに地図を見ると「カッツェ平野」の右下(地図の中でも一番南東の位置)に「竜王国」が載ってますね。

 

「追記」64ページの6行目は「ないため」と言う言葉が本来であれば続くのかな?(個人的な妄想なのであまり気にしないで下さいw)(この部分のみ読んだ人限定の問いかけですw)

 

「ナザリック地下大墳墓」では予想していた通り「アウラ」「マーレ」の友達を探すべく「エルフの国」に向かう準備を進める「アインズ」ですが、皆さん過去に「帝国」からの指示で「ワーカー達」がこの場所へ攻めて来た事を覚えていますか?その時に「天武」の「エルヤー・ウズルス」というワーカー(「ハムスケ」に首を叩き潰されたちょっと可哀そうな人)が奴隷エルフを3人連れていたのですが・・何とその3人が「ナザリック地下大墳墓」の「第6階層」で「アウラ」と「マーレ」に保護されていたんですよ。

 

ちなみに「TV版」だと「3期」の中盤で「ワーカー」とのやり取りは収録されています。

 

「アインズ」はその3人から「ダークエルフ」についての情報を得て、まずは「エルフの首都」を目指します。

 

そこで「アインズ一行」は1人の男性エルフに狙いを定め、魔術による効果で「エルフの首都」から更に南東100㌔ほどの位置に「ダークエルフの村」があるという情報を得ることに成功。

 

正直に言うと「15巻」は「エルフ国」「法国」その戦争に「アインズ一行」も巻き込まれるのだからハードでスピーディな展開になると予想していました。実際は驚くほど緩やかな流れで物語が進み「エルフ国」や「法国」とはほぼ交わることなく平和的に「ダークエルフの村付近」まで進んでいます。

 

それと途中で「エルフ」は全体的に「人間」よりも細身で身長が低いという話でしたが、これは後から付け加えた設定なのかな?「TV版」で確認した限り、少なくとも「エルヤー・ウズルス」が連れていたエルフ3人は人間と同じ体形であり同じ身長でしたよ。

 

今回も「14巻」ほどではないですが「so-bin」さんの絵は表紙以外、ちょっと手抜きっぽい感じですね。

 

話を戻し「アウラ」が道中支配下に置いた「アンキロウルスス」(「15巻」の表紙になってた熊さんね!)に「ダークエルフの村」を襲わせ「アウラ」がこれを撃退する作戦で「アウラ」を村に潜入させました。

 

「アインズ」は「アウラ」に「ダークエルフ」と良好な関係を築け!とだけ伝える。「アウラ」は主人の真意を漠然にしか理解できない自分にもどかしさを覚えるがそれでも精一杯頑張るつもりだ。

 

ここで大きな問題が一つ・・「アウラ」には身内がだれも見ていない状況で3日間、同族と過ごす機会を与えた「アインズ」だが・・「マーレ」にも同様に「ダークエルフ」の友達を作るチャンスを与えたい!

 

し・か・し!「マーレ」は女装したショタ・・もとい男の子だ。(このまま「村」に連れて行っても友達はおろかイジメられるのが関の山・・)

 

これはこの双子を作ったのがギルドでも有名なド変態兄弟の姉「ぶくぶく茶釜」だからである。

 

「ぶくぶく茶釜」には申し訳ないが、どうしても「マーレ」に友達を作らせてあげたい「アインズ」は盛大に悩んだ結果・・普通の男の子の服装に着替えてもらうよう「マーレ」にお願いした。

 

ただ「15巻」では「マーレ」が「ダークエルフの村」へ向かい「アウラ」と現地で合流する描写はありませんでした。続きは「16巻」という事になりますね。

 

最後に「番外席次」が登場しましたが特に何をしたという訳でもなく夢の中で、特訓という名の暴力を子供の頃に母親から受けていたのが分かるくらいでしょうか・・

 

素直に感想を述べると、とても残り2冊で終了を迎える小説とは思えない内容だと思いました。くがねさんってもしかしてまともに「オーバーロード」を終わらせる気なくなってる?

 

確か「14巻」の後半も展開が雑で読みにくかったと記憶していますが、この流れだと「法国」と「魔導国」の全面戦争が「17巻」になって終了しそうですね。(「評議国」すらこれ以上出てこない可能性が・・)

 

つまり「ユグドラシルプレイヤー」とか「エリュエンティウ」で守護者と戦ったりとかやる気皆無なのかな?

 

正直に言うと映像化される「13巻」までを「オーバーロード」の本編として、それ以降は蛇足と考えるのが幸せになれる定義なのかも知れません。(「4期」OPを見ましたがどうやら「14巻」までやるっぽいですね・・)

 

ともあれ来月に「16巻」が発売されるのでこっちに期待しましょう。

 

【追記】今回の「15巻」で思う所を少し説明すると・・来月に「16巻」が出るからか352ページと厚みの無いボリュームになっています。しかも「アインズ一行」が行ったのは「魔導国」から「ダークエルフの村」へ移動しただけで道中「エルフ」や「法国」との争いも皆無。

 

そして本編の大半が「アインズ」の内情を吐露しているだけという内容の薄い仕上がりです。おそらく多くの方が不満を漏らすと予想しますが一応「16巻」に期待する気持ちも多少あります。

 

まだ「15巻」を読んでいない方は「16巻」が手元に届いてから両方を一気読みするのがベストと感じました。

 

【追記】そうだ!もうすぐ「TV版」「オーバーロード」「4期」が始まります。私が1番好きな「11巻」の話も後半に映像化されます。「TV版」の「シャルティア」は「1期」に「法国」の「漆黒聖典」から「ワールドアイテム」で洗脳されてしまい、まさかの「アインズ」に対し直接戦闘を仕掛けたという事実から再生不可能なほどの精神的ダメージを追ってしまいます。

 

「4期」の後半は皆大好き「シャルティア嬢」の超盛大な復活劇が始まります。面白くない訳がありません。皆さん!期待して待つとしましょう!

 

2022年6月30日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」 発売日告知

なんと「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」が15巻発売から約1ケ月後の7/29だそうです。

 

6月に「15巻」が発売されるだけかと思ったら、くがね先生ぶっこんできましたねw

 

サブタイトルを見る限り「エルフ国」の話みたいですが、さすがに㊤㊦巻ともなると「法国」との確執にも終止符が討たれるでしょうか。

 

そう考えると「15巻」「16巻」は「エルフ王」「法国の神人」それに「魔導国」(主に「アウラ」「マーレ」「アインズ」なのかな?)が絡んだ三つ巴の展開になりそうです。

 

ちなみに物語の序盤でワールドアイテムを使い「シャルティア」を精神支配したのは「法国」ですからね。

 

今までと違い「エルフ王」「番外席次」「第一席次」の3人は魔導国の階層守護者とガチで争える力を持っています。強さで言うと「アインズ」が探してやまないプレイヤークラスになるかと・・

 

話の流れ的に「魔導国」がどちらかを味方するよりは三つ巴展開になった方が面白そうです。はたしてどうなる事やらw妄想力が尽きませんw

 

発売までもう少しなので予約をされていないかたは下の広告をどうぞご利用ください。

 

2022年6月3日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード15巻 半森妖精の神人 上」 発売日告知

コホン!今更ですが「オーバーロード15巻」が2022年6月30日に発売されます。

 

サブタイトルは「半森妖精の神人」です。

 

「14巻」はくがね先生が忙しいのもあって発売までにかなりの期間を要しましたが「15巻」に関しては割と普通?(それでも2年以上のスパンがある・・)な時期に発売ですね。

 

「14巻」の終わりに書かれていた通り「15巻」は「アウラ」「マーレ」を連れて「アインズ」がエルフの国へ行くという内容でした。サブタイトルを見る限りそのようです。

 

「15巻」は「㊤」なので「16巻」の「㊦」でエルフ王の話は完結するのでしょう。

 

流れ的にそのまま「魔導国」と「法国」が激突するのは「17巻」になりそうです。

 

それで「オーバーロード」は終了なのかな?まぁ物語は上手に完結すると思いますが、おそらく「16巻」の中にも「法国」は深く絡んでくるはずなので、もしかしたら「17巻」は「評議国」が相手かもしれません。

 

こうやって色々と妄想出来る今が一番楽しのでしょうねw

 

予約出来るよう下に広告を載せているのでまだの方はどうぞご利用ください。では!

 

2022年6月2日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード 全円盤購入特典 亡国の吸血姫」

ほむ・・タイトルの通り「オーバーロード」の全円盤購入特典として購入する権利が貰え、さらに期間内に購入出来た強者のみに読むことが許された近年稀に見る究極のRARE本です。

 

ちなみにオクで購入しようにも需要と供給のバランスが完全に破綻していて現状では1冊20-30万円もする高額な商品となっております。(もちろん私も所有していません・・)

 

ですがwebで色々と調べているうちに大まかな説明が出来る程度の情報は得られました。

 

ここからは「ネタバレ」を含む内容です。気になる方はそっ閉じを・・

 

物語の始まりは通常の小説と同じで「ユグドラシル」の終了日となっていますが・・その後、飛ばされたのが本編の200年前という設定です。

 

なので「亡国の吸血姫」はあり得たかも知れないもう一つのアナザーストーリーとして考えて下さい。

 

(つまり、ここでの物語は本編とはまったくの別物であり繋がりはありません)

 

では200年前の「オーバーロード」がどういった世界かと言うと・・説明できる人は居るでしょうか?

 

200年前の「オ-バーロード」は「六大神」に従えていた「NPC」つまりは「魔神」が各地で暴れ回っていた時代です。もう少し詳しく説明すると、その「魔神達」を討伐するために「13英雄」が力を合わせ奮闘していた時代でもあります。

 

そう考えると本編に登場していたキャラの中で今も生きている人物と言えば・・限られますよね?

 

今回は「キーノ・ファスリス・インベルン」こと「イビルアイ」と、この世界に転生してきた元・幸薄サラリーマン「悟」(もちろん「アインズさま」)のラブラブ2人旅を描いた作品らしいです。

 

まぁ設定上は200年前なので「アインズさま」の取り合い相手となる「アルベド」や「シャルティア」は存在しないため「悟」(アインズさま)は完全に「キーノ」(イビルアイ)の独占物となり果てましたw

 

本編では軽くあしらわれていた「イビルアイ」がifストーリーだとここまで恋を成就してくるとは驚きです。

 

さて・・webで調べていると「アルベド正妻問題」なるもので意見が割れていますw(そういう時は落ち着いてTV版1期の1話を見れば分かります)

 

そうです。「ユグドラシル」が終了する以前に「アルベド」の設定は書き換えられているので、アナザーストーリーでも200年経過後「ナザリック」が例の場所に出現すれば愛する「モモンガ」を血眼になって「アルベド」は探すでしょう。(ナザリック全軍を挙げてw)

 

と・・思っていたら「ユグドラシル」サービス終了のタイミングで花火を打ち上げようと外に出ていたらしいです。(うーん、サービスが終了したとたん強制ログアウトなんだから打ち上げられないんだけど・・)

 

まぁこれでは「モモンガ」を愛しているという書き換えが実行されたのかどうか分かりませんね・・

 

そういえば「2期」1話で「リグリッド」が「インベルンの嬢ちゃん」とを言っていましたが、愛称ではなくこちらが正式名称だったのですねw

 

あまり詳しく書いてしまうとかなり規制が厳しいらしいので断片的に説明しましょう。

 

まず「悟」は「キーノ」と出会い、ゾンビ化した彼女の両親を元に戻す方法を探す旅にでます。

 

旅の途中いくつもの国が「キーノ」の国と同様「真なる竜王」の手によって滅んでいることを知る。

 

「悟」は「新生アインズ・ウール・ゴウン」を結成し、各国のゾンビ化現象の原因である「真なる竜王」こと「キュアイーリム」と対決。ここまでが5年で更に200年後・・

 

例の場所に「ナザリック地下大墳墓」が出現!しかもたった5年で周辺3国家を亡ぼしてしまう凶悪ぶり・・

 

ぶっちゃけ「アインズ」が居なくとも「アルベド」と「デミウスゴス」の頭脳、そして「ナザリック」の戦力があれば簡単に「法国」を滅亡させることが出来たようです。

 

しかも「ナザリック」内の移動に必要な指輪は「アインズ」が所持しているため宝物庫に眠る強大なアイテムを使わずこの結果はスゴイですね。やっぱり「シャルティア」とかがガチで「第一席次」や「番外席次」とやりあったんでしょう。っていうかその戦いを見てみたいですねw

 

とまぁこれくらいの説明なら問題ないかなwなにせ「亡国の吸血姫」は400ページを超えるボリュームで完全に1冊分の小説として書いてあります。それをここまでラフな説明に留めているのだからクレームは受け付けませんよ?

 

本当は「キーノ」の年齢や生まれ故郷、その名前など詳しく説明したかったのですが全部端折りました。

 

かわりに本編との関連性に主観を置いた説明にしてあります。

 

この場所が検索して出てくるとは思えないので何となくどこかの巻の粗筋を見るのに訪れた人が「購入特典」で小説があり、その小説の大まかな内容を理解してくれれば幸いかなと思って書きましたw

 

そのうち電子書籍とかで出ると思っているので、私はそのタイミングで読むつもりです。

 

本編の「イビルアイ」にも少しだけ「アインズさま」との恋愛話を作ってあげて欲しいところですね。

 

そう思った人多いんじゃないですか?それとTV版4期は他の制作会社でよろしく!ではでは!

 

▲この小説がどれくらいの金額で取引されているか、ひとつの目安としてどうぞ。

2020年12月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード13巻 聖王国の聖騎士 下」

さて「オーバーロード」「13巻」「 聖王国の聖騎士 下」は話の展開が速くボリュームもあるため、いつもより長い記事になると予想されますので了承下さい。

 

先に書きますが重度の「ネタバレ」記事です。知りたくない方はそっ閉じを・・

 

では粗筋を・・っと、その前に!「ネイア・バラハ」よくもまぁ、こんな読者の代弁者みたいな素直でかわいらしいキャラを本編に出してきましたねェ?

 

(「13巻」まで読んだ人限定で人気投票したら断トツの1番なのでは?)

 

ただ、ちょっとやり過ぎたと思ったのか「14巻」では『顔なし』扱いに・・

 

そして、やり過ぎと言うともう1人・・「レメディオス」こちらは王国戦士長こと「ガゼフストロノーフ」と肩を並べるほどの強さなのに活躍する場面も少なくイライラする事が多かった残念なお方です。

 

彼女の活躍する場面が「13巻」にあるのでしょうか?これらを踏まえた上で粗筋を紹介したいと思います。

 

まずは前回からのおさらいをしましょう。

 

舞台となっている「ローブル聖王国」は「スレイン法国」の西に位置する半島で、間には危険な「亜人部族」が多数生息する「丘陵地帯」があります。

 

本来であれば「ローブル聖王国」と「丘陵地帯」には強固な城壁があるため「亜人」の脅威には曝される事はないのですが「ヤルダバオト」の「隕石落下」により城壁の一部が瓦解、その後の「ヤルダバオト戦」で「聖王女」と「神官団長」が命を失う・・

 

そして「亜人連合軍」がなだれ込み「聖王国北部」は「亜人達」に蹂躙されるのでした。

 

「北部」の主要都市である「ホンバス」「リムン」「カリンシャ」「ブラート」をなすすべなく「亜人連合軍」に落とされた「聖王国」は「王国」へ救援を求めるも拒絶!(「王国」も「ヤルダバオト」「魔導王」との戦いで疲弊しており、それどころではない)

 

しかし「青の薔薇」から相手が「ヤルダバオト」なら対抗手段は「漆黒」しかないと告げられ、しぶしぶ「魔導国」へと向かうハメに・・

 

「漆黒2人」の協力を得ることは叶わなかったが、それよりも強いと言われる「魔導王」が単身で「ヤルダバオト」の討伐に協力する。(メデタシメデタシ!)

 

「魔導王」の協力を得た「聖王国軍」は次々と奪われた都市を開放!更には「豪王バザー」(亜人)が管理する都市の収容所で「王兄カスポンド」を助けることに成功した!

 

以降は「王兄カスポンド」が「聖王国軍」を指揮する運びとなります。

 

ここまでが「12巻」のおさらいです。(なんかこれ見てたら前回の記事読まなくて良い気がしてきた・・)

 

「亜人連合軍」は全部で10万、その中の4万が「南部聖王国」とにらみ合っており、1万は収容所を管理、1万が雑務をこなしている。

 

残りの4万はと言うと・・「豪王バザー」が管理していた都市に集まりグルっと包囲していた。

 

すぐに攻めないのは「ヤルダバオト」の命令でもあるが人間達に恐怖を与える目的も含んでいる。

 

亜人達は開戦前に人間の捕虜を門前に並べ、首を跳ね生き血をすすり生きたま内臓を食す・・

 

そして翌日、亜人達は進軍を開始した。

 

「魔導王」は都市に残り「ヤルダバオト戦」に向けて消費した魔力の回復に努める。何より今回の戦いは自分達だけで退けないと国そのものを「魔導王」に支配されかねないと危惧した「聖騎士達」が奮闘した!

 

「バラハ嬢」も「魔導王」より借り受けた「バザー」の装備一式と「弓」で戦闘に参加する。が、検討むなしく最後は力尽きてしまう。

 

時間の経過と共に押されていく「聖王国軍」を助けるべく予定を変更して「魔導王」が都市内の「亜人」を一掃、もちろん門前で戦っていた亜人の王達も瞬殺した。

 

「バラハ嬢」を生き返らせ「ヤルダバオト」との決戦に向かう「魔導王」だったが、メイド悪魔を従えた「ヤルダバオト」の前に敗北し木の葉のように上空から崩れ落ちる・・

 

(実際の「ヤルダバオト」との戦闘はちょっと遠くでみている内容とは違いますが、ここでの詳細は省きます)(ちなみにMVPは「シズ」ね!)

 

場所は変わり・・「帝国」にも「魔導王」が「ヤルダバオト」に敗れ死亡したという報告が入る。しかし・・

 

「ジルクニフ」は迷いなく呟く・・「そんなものは嘘に決まっているだろう!」「今度は一体どこのどいつが酷い目に会っているのやら・・」

 

(結論から言うと・・ぶっちゃけその通りであるw)

 

一方「バラハ嬢」はと言うと・・「魔導王陛下」は必ず生きておられる!と自分に言い聞かせ捜索隊の準備を進めていた。

 

「魔導王」が落ちて行ったのは東の方角、おそらくは「アベリオン丘陵」と思われる・・しかし多くの「亜人部族」が生息するこの地域を探索するのは人間には極めて危険であるため力のある「亜人部族」に道案内をさせようというのが「カスポンド」の提案だ。

 

「カスポンド」によると「ゼルン」という「亜人部族」の王子が「カリンシャ」の収容所に囚われていて、そこから救い出してくれるのであれば「魔導王」の探索に全面協力してくれると言う。

 

「魔導王」との戦いで深手を負った「ヤルダバオト」がいつ進行してくるか分からない状況なので「王子」救出には大規模な戦力を送る事はできない。

 

故に今回は「バラハ嬢」と「魔導王」が「ヤルダバオト」から支配権を奪ったメイド悪魔「シズ」の2人で決行する運びになった。ただ「聖王国軍」も少しタイミングを遅らせて「カリンシャ」に突入す予定なので、その混乱に乗じて「王子」を救出してくれ!という内容だ。

 

そして作戦は成功する。

 

「バラハ嬢」と「シズ」は今回の「カリンシャ」攻略の立役者だと大々的に発表された。(もし「魔導王」が生きていた場合、これ以上英雄的存在にされないよう「聖王国」の人間である「バラハ嬢」を持ち上げたのだ)

 

「カリンシャ」奪還の吉報を聞き「南部聖王国」の貴族達がこの場所に合流する。

 

「南部聖王国の貴族軍」と「北部聖王国軍」の狙いは「ヤルダバオト」の傷が癒える前に大都市「プラート」も奪還しようというものだ。

 

動きはすぐにあった。

 

勢い良く「プラート」を攻略している最中「貴族軍」のど真ん中に天を貫く巨大な炎の柱が出現する・・

 

「北部聖王国軍」はこれが誰による所業かを知っている・・そして全員が凍りついた。

 

「ヤルダバオト」が現れたのだ。

 

無人の野を歩くように前進するだけで、彼を中心に広範囲の景色が焦土と化す・・

 

救いの無い絶対的な絶望に打ちひしがれた人間達の遥か後方から更なる凶報が飛び込む。

 

東から1万を超える「亜人部族の軍」がこちらに向かって進行中とのこと。

 

「聖王国軍」は退路を断たれ挟撃される形となる。

 

もはや絶対絶命のはず・・だった・・・

 

近づいてみるとその「亜人部族の軍」を率いているのは「魔導王」なのである!

 

どうやら落ちた先「アベリオン丘陵」の「亜人部族」を1人で制圧してこちらに進軍していたらしい。

 

つまり「聖王国」の人間から見ればこの「亜人部族の軍」は援軍である。

 

そのまま「魔導王」は前回の借りを返すべく「ヤルダバオト」に一騎打ちを挑むのであった。

 

「魔導王」曰く・・今回は「魔力の欠乏」もなく「ヤルダバオト」に味方する「メイド悪魔」もいない。私が負ける要素は皆無だ!

 

そう言って「ヤルダバオト」と「魔導王」の戦いは火ぶたを切った!しかも前回とは比べようもないくらいの短い時間であっさり「魔導王」が勝利した。(万全の状態であれば「ヤルダバオト」は「魔導王」の敵ではないと知らしめるように・・)

 

「オーバーロード」「13巻」はこのようなハッピーエンドで幕を閉じます。

 

もちろん「14巻」へと話は続きますが、一つだけ「ネタバラシ」をすると散々「アインズ」に対して失礼な態度を取り続けてきた「レメディオス」はこの後しばらくしてからお亡くなりになります。

 

最後まで残念な扱いのキャラでしたね・・

 

これでとりあえずの現在発売されている「オーバーロード」書籍版のすべての記事が終了しました。

 

振り返っての感想を言えば・・(結構長かったw)(あと面白かったw)

 

また次巻「15巻」が発売されたら記事を書くと思うのでその時までお別れとなります。(その前に「TV版4期」が始まると良いですね!)ではまたですー!@-@ノ

 

【追記】この話をどこの記事に書くか迷ったんですが、ここに書く事にしました。「15巻」の話ですが「14巻」の最後に「アウラ」と「マーレ」を連れて「エルフの国」へ行ってみようと「アインズ」は言っていました。

 

フラグはかなり前から何度か出ていましたね。「アウラ」「マーレ」はまだ子供なのでエルフの友達を作ってあげたい、と・・

 

なので「15巻」は「エルフの国」の話になりそうです。ただ、「エルフの国」は「法国」と戦争の真最中なので当然「法国」との戦争に巻き込まれるのは必至。

 

現「エルフ王」を倒して「エルフ族」を救うような話になるのでしょうか?それとも三つ巴?妄想は膨らむばかりです。「法国」には「番外席次」がいるので父である「エルフ王」とのやり取りも気になりますね。

 

この親子はどちらも強者が大好きです。そう考えると「番外席次」を表に出した途端「エルフ側」に寝返る事も考えられる?

 

どちらにせよ「15巻」でエルフの話になるなら「エルフ王」はラスボスではない可能性が高いかな・・やはり最後は天空に浮かぶ城「エリュエンティウ」ここで「守護者」との戦いがラストバトルでしょうか!

 

まぁ当分発売されないとは思いますが気長に待つとしましょう。

 

「書籍版」12巻13巻の「聖王国編」は「劇場版」として映像化されるので「TV版」はありません。

 

2020年8月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード12巻 聖王国の聖騎士 上」

「オーバーロード」記事も残すは「12巻」「 聖王国の聖騎士 上」と「13巻」「聖王国の聖騎士 下」の2冊だけとなりました。(「14巻」は発売直後にアップしましたのでもう過去記事に上がっています)

 

このブログで「オーバーロード」記事を見ているという事は「TV版オーバーロード」に興味を持ち、もっと深く「オーバーロード」の世界を知りたいと検索した結果、辿り着いた人ではないでしょうか?

 

まぁそんな人達には悪いのですが私は出来るだけ短時間で読み終えるような記事の長さに努めています。(目安としては昼休憩に完結できるくらい)(がっつり読みたかった人はごめんなさい!)

 

今回の「12巻」と「13巻」は2冊で「聖王国の聖騎士編」という物語が完結するので、購入する際は2冊セットで注文するのをお勧めです。

 

では「12巻」「聖王国の聖騎士 上」を説明していきましょう。

 

(いつも書いていますが重度の「ネタバレ」記事です。知りたくない方はここらでそっ閉じを・・)

 

今回の冒険の舞台となるのは「ローブル聖王国」で「リ・エスティーゼ王国」の南西に位置する半島です。

 

「スレイン法国」から見れば西方向になります。珍しいのは「聖王国」を出てすぐの「丘陵地帯」に多く存在する「亜人部族」から身を守るため、半島の入り口を完全に塞ぐ巨大な城壁が築かれているところでしょう。

 

この城壁のお陰で「聖王国」の人々は安心して暮らせているのです。

 

ところが・・最近「王国」で暴れまわった「ヤルダバオト」が「亜人部族」を統率し「聖王国」入り口の城壁で魔法を1つ放ちました。

 

「隕石落下(メテオフォール)」

 

この1撃で城壁の一部が破壊され「聖王国」の領内に「亜人部族」がなだれ込みます。それを食い止めるべく現れたのが「聖騎士団団長 レメディオス・カストディオ」とその妹「神官団団長 ケラルト・カストディオ」そして「聖王女 カルカ・ベサーレス」の3人です。

 

もちろん他にも大勢の兵を連れていましたが「ヤルダバオト」の前では無駄に死ぬだけと察し「レメディオス」の命令で一時引かせました。

 

開始早々熱い展開が続いているように見えますが、すべては「デミウスゴス」の掌で踊る人形(マリオネット)のように淡々と作業が進んでいるだけ・・

 

「聖王国」にとって致命的だった情報・・「ヤルダバオト」は「王国」において1人の「アダマンタイト級冒険者」に撃退させられた・・この事実から「聖王女」「聖騎士団団長」「神官団団長」の3人で戦えば負けることはないという結論に結びつきました。

 

結果・・「聖王女」と「神官団団長」は死亡、2発目の「隕石落下(メテオフォール)」で領内の城門も破壊、そして止めることの出来ない「亜人部族」の連合とも言うべき軍勢が領内に進入する・・

 

書くか悩んだのですが3人と戦闘していたのは途中から「ヤルダバオト(デミウルゴス)」ではなく彼に使役された悪魔(Lv84)であり「オーバーロード」の世界で時折見せる凄惨な戦いがここでも始まります。

 

逃げる「聖王女」の両足を片手で掴み、それ自体を武器として「ヤルダバオト」が振り回す・・絶世の美女と称えられた姿は欠片も無くLv84の力で(それでも手加減している、でなければ遠心力で体は千切れ原型を留められない)地面や兵士に叩きつけられるのだから本当にエゲつない・・

 

その後「ヤルダバオト」の軍勢は瞬く間に「聖王国」北部の4大都市である「首都ホバンス」「港湾都市リムン」「城塞都市カリンシャ」「プラート」を制圧した。

 

「聖王国騎士団団長 レメディオス」は部下を連れて「王国」の「アダマンタイト級冒険者チーム」である「蒼の薔薇」に助けを求めるも「ヤルダバオト」と僅かでも戦う可能性があるのなら直接助ける事は出来ないと頑なに拒否!代替え案として、唯一であり最良の選択肢となる「モモン」率いる「アダマンタイト級冒険者チーム」「漆黒」への依頼を勧められる。

 

「蒼の薔薇」に断られた以上、他の選択肢がない「レメディオス」はしぶしぶ「アンデッド」に支配されている「魔導国」へと足を運ぶ・・「冒険者モモン」は「魔導王」の支配下に治まっているため、彼を連れ出すには「魔導王」の許可を得る必要があるからだ。

 

道中色々あり「冒険者モモン」を借りることは出来なかったが「モモン」よりも強いという「魔導王」が単身で手を貸してくれる運びとなった。が、「スレイン法国」ほどでないにしろ信仰国家である「聖王国」の「レメディオス」は言う・・「ヤルダバオト」も「魔導王」も互いに滅んでしまえば良いと・・

 

そんな中、今回の旅に同行していた「ネイア・バラハ」は「レメディオス」の自分に対する扱いに不満を抱いていた。(ちなみに彼女の目尻が吊り上がっているのは扱いの件とは無関係・・)

 

「バラハ嬢」は「魔導王」の従者として身の回りの世話をする大任を言い渡される。

 

しかし彼女は親身になって自分の事を考えてくれる「魔導王」に惹かれ「魔導王」と行動を共にする事で大きく成長するのであった。

 

特に『力なき正義は罪』であり『正義を執行するには力がなくてはならない』という強い意識はこの頃に芽生える。以降、彼女の中で『正義』とは微塵の迷いも無く『魔導王』その人!を指す言葉となった。

 

「魔導王」は「ヤルダバオト」に制圧された都市を次々と解放!アンデッドの身ではあるが徐々に兵士からの信頼を集めるようになる。

 

そうこうしているうちに開放した都市の捕虜収容所から王兄「カスポンド」が発見され、そのまま軍を指揮する形に収まった。(この巻では具体的に挙げていないが、この「カスポンド」こそ「デミウルゴス」が「アインズ」から借り受けた「ドッペルゲンガー」が変身した姿である)

 

中身が「魔導国」の「ドッペルゲンガー」である王兄「カスポンド」が現れた事で物語が急変します。

 

(そして、ここからの話が「13巻」という事になりますね。)

 

今回「12巻」で非常に面白かったのは「ヤルダバオト」に制圧された「都市」を解放する際に、そこを治めている「亜人種」が「人間」の子供にナイフを突きつけ「もっと下がれ!」と要求を出してきます。

 

このシチュエーションであれば『ぐぬぬ・・』と言いながら全軍を下がらせる「レメディオス」の方がまぁ当たり前の対処でしょう。もしくは全てを蹴散らせて子供を救うのが定番でしょうか。

 

しかし、子供を人質にしている間にバリケードを作られたりして悪い状況に陥るのが現実です。

 

この辺りを「オーバーロード」では説明付きで、そんな都合の良い選択肢は無い!と言い切り、子供ごと「亜人種」を貫く選択をします。(この選択をした一番の理由は人質が有効であると知られると後の都市でも同じような展開になると予想されるから!)

 

しかも後からその子供の父親が登場し「アインズ」を敵の様に罵倒しますが、これもハッキリと『ではなぜ、おまえは全力で子供を守らなかった?』『なぜおまえはまだ生きている?』つまり、我が身可愛さに子供を見捨てた親に他人を非難する権利など無い!と厳しく描かれているところも共感できました。

 

まぁ「レメディオス」が1人残らず全てを助ける「禁書目録」の主人公「上条当麻」のような人物だとすると、さしずめ「アインズ」は大勢を助けるためには迷わず少数を切り捨てる「FateZero」の「衛宮切嗣」のような主人公だと言えるでしょう。

 

人によっては好みの分かれるところだと思いますが、私は超が付く「切嗣派」なので『オーバーロード12巻』非常に楽しめました!(一般的に好まれる脚本は主人公に都合が良すぎて白けてしまうのです・・)

 

次巻である「13巻」も期待を裏切らない物語なので「12巻」を見られた人は必ず「13巻」も続けて朗読することをお薦めします。では!

 

「書籍版」12巻13巻の「聖王国編」は「劇場版」として映像化されるので「TV版」はありません。

 

2020年8月17日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード11巻 山小人の工匠」

今回の「11巻 山小人の工匠」は・・私の超お気に入りの「巻」なので最初に言っておきますw

 

「11巻」は全ての挿絵が緻密に描かれていて非常に美しいです。

 

内容もみんな大好き「ドワーフ」と「竜」が柱になっており、人気キャラでありながら「オーバーロード」序盤で「アインズ」に敵対してしまうという「心の病」に苛まれていた「シャルティア」の復活劇を爽快に描いた神脚本に仕上がっています。(おっとここからは「ネタバレ」を含む内容なので気になる方はそっ閉じ!)

 

特に「シャルティア」のメンツを取り戻すこの話を待ち望んでいた人は多いんじゃないですか?

 

期待膨らむ「11巻」の内容を大雑把にですが説明しましょう。

 

「10巻」の最後で「アインズ」は「アウラ」と「シャルティア」を連れて「アゼルリシア山脈」に発っていますね。

 

「11巻」はこの2人を供回りに選ぶところから話が始まります。

 

選択基準としては、まだ「シャルティア」を「ワールドアイテム」で洗脳したであろう「プレイヤー」の存在が確認できていないため、交戦するような事態になれば「アウラ」の使役する「高Lvモンスター」を捨て駒に撤退する考えで、それ以外での有事には個で「ナザリック最強」の力を持つ「シャルティア」に対処させるという鉄板構成です。

 

もちろん2人の容姿が人間の少女のようであり、サイズ的にも「ドワーフ族」と大差ない事から、余計な警戒心を煽らない点も含まれています。

 

そして今回は書くまいと思っていた「アインズ当番」の話ですが一応書いておくと、いや簡潔に書きます。

 

「デクリメント」が目を充血させるほとキラキラさせて「アインズ」をド派手な姿へと変貌・・(この辺でやめておくか・・)ここからは「アインズ一行」が「アゼルリシア山脈」に出発する前の話となります。

 

「アインズ」はゲートを通って来たリザードマンの元族長「キュクー・ズーズー」から「ザリュース」に子供が生まれたと聞き、レアな「白色リザードマンの子供」が1匹欲しいと考えながらも口には出さず我慢する。

 

さらに「ゼンベル」が「ドワーフの国」でしばらく暮らしていたという話から「アゼルリシア山脈」への案内役として「ゼンベル」を加えた。

 

一方「アウラ」と「シャルティア」にも「アゼルリシア山脈」への同行を求めるメッセージを送ると「シャルティア」の気合の入りようが尋常ではなく・・

 

「シャルティア」は「ナザリック最強」という肩書で生を受けたものの一度任務に失敗してからは「血の狂乱」のせいもあって単純作業のような任務しか行っていない。

 

これを不憫に思った「アインズ」が「シャルティア」にチャンスを与えたのだ。

 

「シャルティア」は何としても今回の大役を完璧にこなし、前回の汚名を返上しようと必死。ただ、ちょっと空回りしそうな雰囲気だったので「アウラの命令には従え」という条件がついてしまうw

 

そんなこんなで出立した「アインズ一行」は最初に遭遇した「ドワーフ族」の「ゴンド」を見事に懐柔!そして敵対している「クアゴア族」100人を1人も逃がすことなく「シャルティア」が生け捕りにした。

 

「シャルティア嬢」まずは快調な滑り出しである。

 

今回の物語には特に関係ないが、ここで少しだけ「エルフ王」の話が介入する。

 

内容は・・「法国」とは現在進行形で戦争中だという事、「エルフ王」は強い子孫を作ることに執着していて、いずれ我が子による強力な軍隊で世界を圧巻する日を夢見ているという事・・

 

そして「エルフ王」は「エルフ族」だという事が描かれている。

 

(じつは「wiki」に「エルフ王」は人間かも知れないという記述がありましたが、作中に「エルフ」と明言されているため「エルフ族」で間違いないでしょう)

 

話を戻し「ドワーフ族」の「ゴンド」に案内させ「アインズ一行」は「ドワーフ」が住まう都市「フェオ・ジュラ」へと向かう。

 

「フェオ・ジュラ」では「クアゴア」からの総攻撃を受けている真っ最中であり「アインズ」は「ドワーフの総司令官」と端的に話を済ませた後「デスナイト」2体を生み出し「クワゴア軍」を撃退させた。

 

続いて「アインズ」は「ドワーフの摂政会」と会談をし、かつての「ドワーフ族の王都」を「フロストドラゴン」から取り戻す代わりに「ドワーフ族のルーン工匠」には「魔導国」でルーンの研究開発そしてルーン武具の独占販売を約束した。

 

「フロストドラゴン」の居城となっている「王都」に辿り着くには「3つの難所」を超えなければならない。

 

1つ目の難所「大裂け目」では道中襲ってくるモンスターが「人間」「ドワーフ」「エルフ」には対応の難しい強さなので普通に通ろうとしたら捕食されるだけである。

 

2つ目の難所「溶岩地帯」はマグマが地表を流れる超灼熱地帯で「ラーアングラー・ラヴァロード」という巨大魚系モンスターも徘徊しているため、この灼熱の海を対策無しに渡るのも不可能だ。

 

3つめの難所は「迷宮」で多岐に渡って枝分かれした洞窟であり、一定時間毎に火山性ガスが噴出し、いたるところにガス溜まりが存在する危険なエリアとなっている。

 

ただし「アインズ一行」は「飛行スキル」と「耐性スキル」を用いてあっさりとクリアした。

 

そして「クアゴア達」はと言うと「アインズ一行」を「ドワーフ族の切り札的勢力」と認識していて、先の「クアゴア軍」を壊滅させた「デスナイト」が間違いなく1-2体いると考えていた。

 

「クアゴア」をまとめている氏族王の「ペ・リユロ」は丁度良い機会と考え「ドワーフ族」の切り札的存在である「デスナイト」とこの山脈を支配している「フロストドラゴン」の王「オラサーダルク」を戦わせる算段を立て、「ドワーフ族の援軍」を「ドラゴン族」に討伐してもらうべく手土産の黄金を持参し「王都」へと向かう。

 

「ペ・リユロ」と「オラサーダルク」が話し合った結果、「オラサーダルク」は自分の子供の1人である「ヘジンマール」に「ドワーフ族の援軍討伐」を命じた。(ただし、報酬は今回持参した10倍の黄金である)

 

さて、ここで面白いのが「ドワーフ族の援軍討伐」にむかった「フロストドラゴン族」の「ヘジンマール」ですが・・「ドワーフ」の残した書庫でひたすら書物を読み漁る「引きこもり」で、体系も「ドラゴン族」とは思えない「ぽっちゃり型体系」・・長い期間書物を読み耽っていたため視力は低下し眼鏡をつけているレアなドラゴンであり、もちろん戦闘には自信がなくなく「アインズ」を見た途端頭を地面に擦りつけて命乞いするヘタレであります。(「アウラ」にちょっと威嚇されただけでオシッコ漏らしてた・・)

 

ただ、そこそこ頭はキレるのと臆病な性格のお陰で九死に一生を得たのも事実。「ヘジンマール」は「アインズ」と「ゴンド」を背に乗せ山脈を支配している「オラサーダルク」の前に連れて行く・・

 

調子に乗って威嚇してくる「オラサーダルク」は「アインズ」の手により速攻で始末され、ものの数分で王都を奪還、他の「フロストドラゴン」も全て支配下に置いた。

 

こちらの世界の中では桁違いの財宝を土産に「アインズ」と「ゴンド」そして「ヘジンマール」は帰還する。

 

では、終盤になりましたが皆さんお待ちかねの展開はここからです。

 

「アウラ」と「シャルティア」は「アインズ」から預かった「山河社縮図」(ワールドアイテム)を使いこの辺りにいる「クアゴア」を隔離空間に閉じ込める。これで「クアゴア」は1匹たりとも逃げる事が出来なくなった。

 

「シャルティア」に命じられた内容は「クアゴア族」を1万匹まで減らす事、内訳は「オス4000」「メス4000」「子供2000」である。

 

最初に「魔導国」の支配下に入るか?という問いに対して「氏族王ペ・リユロ」の返答が「ヘジンマール」のように正解を得ていなかったため、情け容赦なく「シャルティア」vs「クアゴア軍60000」の戦いの火ぶたが切り落とされた。

 

最初にドワーフ族の都市「フェオ・ジュラ」への進行を指揮していた「ヨオズ」は言う・・今、単身で戦っている「赤い鎧」はその前に姿を見せた「デスナイト」とは比べ物にすらならない程の化け物だと・・

 

「シャルティア」が「スポイドランス」を一振りする度に「クアゴア」であった何かが一斉に吹き飛んで行く・・しかも1体分ではなく何十匹という数が一度に・・

 

「クアゴア達」は氏族王の「雄叫び」により一切の恐怖心が消え「狂戦士化」しているため、いかに同族が目前でバラバラの肉片にされようとも臆することなく延々と「シャルティア」に襲い掛かって行った。

 

「クアゴア軍」が半数になるのにいうほど時間は掛からなかった。「ペ・リユロ」は「クアゴア」の英雄である「ブルーコアゴア」と「レッドコアゴア」を集め、疲弊したであろう「シャルティア」に一斉攻撃を命じるが、他の「クアゴア」と同じく一瞬でただの肉片と化す!

 

もはや打つ手なしと諦めた「ペ・リユロ」は震えながら同族の数が10000人になるのを待った・・・

 

既定の数に達したところで殺戮を行っていた「シャルティア」の手が止まる。残った「クアゴア族」は心の底から「シャルティア」に平服し跪く、そこへ「フロストドラゴン族」を配下に収めた「アインズ」が到着し、そして「シャルティア」へ向かって歩く。

 

『アインズ様、お言葉に従いこのように全て選別終了しんした』『あとは全部死体になっておりんす』

 

「アインズ」は言う『今後クアゴア達が私のために必死で働くのであれば、繁栄を約束しよう』

 

「ペ・リユロ」『ははぁ、全身全霊を持って子々孫々にいたるまで御身のために働かせて頂きます』

 

そして「アインズ」は仕事をやり終えた守護者2人に向き直り『見事な働きで合った、お前たちは私の誇りだ!』と、労いの言葉をかける。

 

この瞬間「シャルティア」から大粒の涙が地面に滴り落ち・・『あ‶い‶んす‶さ‶ま‶ぁ‶』『わ‶た‶し‶は‶お‶やく‶にた‶て‶ま‶し‶た‶か‶?』『私のためにここまで慈悲をかけて下さり本当にありがとうございました』

 

私が「オーバーロード11巻」で一番見たかったシーンがここであり、最高のシチュエーションを作って下さった「くがね」さんに心から感謝します。

 

後日、ドワーフの都市「フェオ・ジュラ」では「アインズ」の申し出から「魔導国」に来る「工匠達」を祝福する式典が催された。

 

皆、生き生きとした希望に満ちた顔をしており「アインズ」は静かに心の中で思う・・これなら「ドワーフ族」とも上手くやっていけそうだ・・と。

 

「ドワーフ族」は「カルネ村」に配置され「エンリ達」(後から召喚された「ゴブリン族」5000人を含む)共々、仲良くやっています。

 

最後に「ルプスレギナ」から「アインズ様」は戦いでお亡くなりになられた、と聞くまでは・・

 

今回はここまでです。正直今までで一番面白かったですwこの後は「デミウルゴス」考案の「聖王国」攻略編として「12巻」「13巻」が控えていますのでお楽しみにw

 

【追記】恐らく「TV版4期」では「ルプスレギナ」の口からでた「アインズ」死亡の報告はカットされる可能性が高いでしょう。(「聖王国編」の前に「王国滅亡編」を先にやっちゃうみたいだからね・・)

 

(それと「TV版」の物語は「11巻」の次に「14巻」へと飛びますので、追われている方は「14巻」の記事をご覧になって下さい)(ちなみに「12巻」「13巻」は「劇場版」の物語になるので見られる方はご注意を!)

 

ちなみに「書籍版11巻」は「TV版」「オーバーロードIV」5-7話に該当します。

 

2020年6月21日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「オーバーロード10巻 謀略の統治者」

さて・・「オーバーロード10巻 謀略の統治者」ここからTV版未放送の話に突入します。

 

まずは前巻までの各国の情勢をまとめてみましょう!(注意『ネタバレ』です)

 

「王国」・・「帝国」と手を組んだ「魔導国」との開戦により「エ・ランテル」を手放す結果となる。そして周辺国家への楔となっていた「ガゼフ・ストロノーフ」も死亡、文字通り壊滅的な打撃をこの戦で被った。

 

「帝国」・・「フールーダ」の裏切りで「魔導国」を招き入れてしまった「ジルクニフ」だが心音は折れておらず「魔導国」の強大さを諸国にアピールする事で「対魔導国連合」を企む。

 

が、「アインズ」の強さがあまりに強大だったため現在困惑中・・

 

「法国」・・過去の因縁から「エルフ王」とガチで戦争の真っただ中であるが・・それでも「魔導国」には「漆黒聖典」の「占星千里」が監視を行っており情報は即座に「法国」へと流れている。

 

はずだった・・「王国」と「魔導国」の開戦で「アインズ」が放ったケタ違いの魔法を見た「占星千里」は任務を放棄して自室に閉じこもってしまった。(「14巻」では元気な姿で現れます)

 

「評議国」・・「白銀の鎧」の姿で洗脳された「シャルティア」と対峙した「白銀の竜王」は「シャルティア」が想定しうる最悪の強さだったため「プレイヤー」がまた降臨したと確信する。

 

現在の状況はこんな感じですが個人的には「帝国」の「ジルクニフ」がとても気になりますね♪

 

そして書籍版「10巻」は一般メイドによる「アインズ当番」の仕事ぶりからやんわりと始まります。

 

一般メイド(「アインズ当番」)から着せ替え人形のように赤い服を着せられた「アインズ」だが、それを見た「アルベド」にちょっぴり欲情され、天井の「八肢刀の暗殺蟲」がざわつき始める・・

 

「8巻」にあった「アルベドご乱心の件」で「八肢刀の暗殺蟲」が「アルベド」に対して必要以上に警戒しているのが分かりますねw(面白いw)

 

序盤に「アルベド」が独り言で「アインズ様」はこの「魔導国」をどのような国に創りたいのだろう?

 

という問いに対して「アインズ」は「フィース」と散歩中に(「アインズ当番」の一般メイド)多種族が安心して暮らせる「理想郷」を創ると宣言している。

 

一方で「階層守護者達」は「世界制服」を念頭に動いているため、表向きは「魔導国」の圧倒的な戦力をアピールしつつ、内政では「飴」を与えていけばいいという構想が「アインズ」の中にあった。

 

その後「冒険者組合」に顔を出した「アインズ」はアンデッドに統治されデスナイトが巡回警護している現状から「冒険者」への依頼がほとんど無い事に気付く・・

 

なんとか冒険者離れを食い止めようと「冒険者」には身近な脅威を取り除く仕事から、遠方の未知を探る仕事へシフトしてもらう計画を「アインザック」に打ち明けた。

 

この頃「法国」では「エルフの王国」と戦争中にも関わらず、新しく「エ・ランテル」に誕生した「魔導国」について会議が行われている・・

 

「魔導国」に関しては「漆黒聖典」の「占星千里」が監視を行っていたが「アインズ」の魔法を見た途端、ビビって自室に籠ってしまうという珍事が発生したため、報告書の提出が幾分と遅れていた。

 

故に「魔導国」の詳しい状況はだれも把握していない。

 

ようやく送られてきた報告書の内容はこうだ・・「魔導国」の軍勢「デスナイト」200以上、「ソウルイーター」300以上、「法国の神官長達」はこれがどれほどありえない戦力か理解していた。

 

もしこの軍勢が「法国」に攻めて来たら復興に数百年という歳月が必要になると・・

 

ちなみに「デスナイト」や「ソウルイーター」は単騎でも都市や小国を滅ぼせる力を持っている。

 

「法国」の唯一の救いは「神人」ならばこの軍勢にも太刀打ち出来るという事だ。

 

そして次の報告書が「神官長達」に配られる・・

 

「アインズ」が放った魔法で「王国兵」13万人が死亡・・これにはだれもが報告書の内容を疑った・・

 

しかし内容を信じるのであれば “再びプレイヤーが降臨したに違いない” という結論に至る。

 

「アインズ」が「ユグドラシルプレイヤー」だと仮定した場合、タイミングから考えて「シャルティア」「モモン」「ヤルダバオト」の3人も「プレイヤー」もしくは一緒に降臨した仲間である可能性が高い・・

 

「魔導国」に直接何かしらのアクションを起こすのはリスクが大き過ぎるため、まずは「帝国」から間接的に情報を引き出そうと言う案が可決された。

 

それから「エルフ族」と「法国」は本来味方関係にあったのだが「エルフ王」がより強い子孫を残すために「法国」の「神人」に手を出したことから関係が悪化・・以降ずっと戦争が続いている。

 

その「エルフ王」と「神人」の子供こそ「漆黒聖典番外席次」なのだ。残念なことにこの親子は相手がだれであっても強い子孫を残せそうなら交わろうと考えている・・

 

つまり親子が対面すれば、意気投合して交わる可能性すら含んでいるのが恐ろしい。

 

ここでようやく出番が回ってきた「ジルクニフ」の最初の一言がこれ『おのれ!奴め!死ね!死んで腐ってしまえ!』・・もうね・・知性の欠片も残ってないようなセリフに私ぁ驚いたですよ。

 

「ジルクニフ」は現状から脱するため「アンデッド」への膨大な知識を有しているであろう信仰大国の「法国」と手を結ぶ事を考える。

 

藁をもつかむ思いで「法国」の神官なら何かしら「アインズ」の弱点を知っているのではという流れだ。

 

都合良く「法国側」も「帝国」と接点を持ちたいというタイミングだったので「帝国内」にある「コロシアム」で試合を観戦しながら打ち合わせを行う運びとなった。

 

ただ、予期せぬ問題が一つ・・・

 

「コロシアム」でのメインイベントに「帝国最強の戦士」である「武王」と「魔導王」の対戦がシークレットで組まれていたのだ!

 

「ジルクニフ」は「法国」の使者との密会を「アインズ」に目撃というか・・直接会話に混ざってこられると言う窮地に追い込まれる。

 

「法国の使者」は「ジルクニフ」にハメられたと勘違いして帰ってしまい会談は御破算!もはや「アインズ」が何かの手違いで「武王」に殺されるという奇跡でも起きない限り「ジルクニフ」に未来は無かった・・

 

悲痛の叫び声で「武王」を応援した「ジルクニフ」だったが予想通り「アインズ」の勝利に終わる。

 

腹を括った「ジルクニフ」は「帝国」を「魔導国」の属国にして欲しいと嘆願するが断られてしまう・・

 

後日「帝国」は「魔導国」の最初の従属に加えられる運びとなった。が、「アインズ」が「帝国」へ来たのは「冒険者」の勧誘が主な狙いだった・・「武王」とのエキシビジョンマッチもそのためだ。

 

そして「アインズ」の次なる狙いは「冒険者」が手にすれば泣いて喜ぶであろう「ルーン文字」の刻まれた武器の入手!出来ればルーン職人を支配下に置きたいため「ドワーフ」のいる都市へと自ら足を運ぶ・・

 

「10巻」の話はここまでになります。「11巻」は「アゼルリシア山脈」の「フロストドラゴン」や「クアゴア族」との全面戦争が待っています。お楽しみに!

 

「書籍版10巻」は「TV版」「オーバーローロIV」の1話そして3話4話に該当します。

 

2020年5月7日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta