今年の夏から流行りそうな「ペルチェ素子タイプのネッククーラー」の紹介をします。
「ネッククーラー」自体はまだ普及しているとは言えない代物ですが、最近になって電気食いの「ペルチェ素子」を「ネッククーラー」に装着して販売するというチャレンジ精神溢れるメーカーが出てきました。
「ペルチェ素子」とは電流を流すと片面が吸熱、そして反対面が放熱する金属板のことで、PCを自作している人達なら知っているであろう珍しい品です。(それでも知っている人は少ないかな・・)
話を続けましょう。
写真を見れば「ネッククーラー」がどういう物かというのは理解出来ると思います。
肩に乗せていれば顔の方へ風が吹いてくる小型扇風機だと考えて下さい。
首筋のところに見える金属プレートが「ペルチェ素子」の効果によって冷やされる部分ですね。
普通に電源を入れれば「ペルチェ:ON」「風量:弱」の状態で風が吹いてきます。4000mAhという結構なサイズのバッテリーを搭載しているにもかかわらず、この状態で4時間前後しか動きません。
風量は3段階あり、おそらく真夏の屋外であれば「風量:強」で使う可能性が高いでしょう。
そうなると1-2時間程度でバッテリがー切れてしまうので注意して下さい。
「ペルチェ」は電気食うからねェ・・
実は電源を「ON」にしている間、LEDがピカピカ光りますw
実際には暗い場所にでも行かない限りLEDの光は目立たないのですが、上の写真にある2つボタンの左側がLEDのボタンなのでこれを長押しするとLEDは消えます。
(記憶している訳ではないので電源を「ON」にする度に光る状態で起動します)
ちなみに右側が電源ボタンです。(ボタンの場所は右側アーム側面)
ボタン操作について説明すると「電源ボタン」一瞬押しで「電源:ON」長押しで「電源:OFF」になります。電源が入ってる時に「電源ボタン」を一瞬押しすると「風量:中」「風量:強」「風量:弱」と替わります。
「LEDボタン」は一瞬押しで「ペルチェ:OFF」「ペルチェ:ON」長押しで「LED:OFF」「LED:ON」です。
そして「ペルチェ」の部分にも独立したファンが搭載されています。
「ペルチェ」によって廃熱される金属面にヒートシンクを取り付けてそれを冷却する仕組みですね。(単純かつ効果的な構造でファンもしっかり回っているため冷却能力は高いです)
実際の使用感ですが・・首筋の金属プレートが冷たくて非常に気持ち良いです。ただ15-20分もするとあまり冷たく感じなくなります。
こんな時は首筋にに触れている部分を少しずらしてやればまたヒンヤリした感覚が戻ります。
風量も悪くありません。
私は今のところ「弱」でしか使っていませんが十分です。
気を付けて欲しいのは回りの気温が32-3度くらいまでが涼しく感じる限界で、時間で言う昼過ぎの車内(45度オーバー)だとただの温風になるため諦めましょう。
つまり「ネッククーラー」の使用条件は気温33度までだと思って下さい。40度を超えると「ネックヒーター」と化します・・
重量は他の「ネッククーラー」と比較するとそう軽くはありません。(400㌘)ただ30分や60分程度であればまったく気になりませんね。
最後に音ですが、さすがにいくらDCモーター使用と言ってもこれだけ耳に近い位置での使用となると結構な音に感じます。
これは間違いなく「ネッククーラー」すべてに言える事ですが大きなモーター音に聞こえるので静かだとは思わないで下さい。
それでも室内で作業している時とか外で車の整備をしている時であれば神アイテム認定もんの優れた商品ではないでしょうか。後は耐久性がどのくらいあるかですね・・こればかりはまだ分かりません。
とりあえず超お薦め夏の定番アイテムになると思いますb
【追記】会社でのお昼休みに車の中で使おうと考えていましたが・・さすがに無理でしたw
なので休みの日に車を整備したり、空調の無い場所で(家の中)何かしらの作業をやる時に使ってます。
(まぁ汗出なくなるのでなかなか快適です!)