SONY WF-1000XM4/B

SONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」の紹介をしましょう。

 

私は落ち着いてゆっくりと音楽を楽しみたい場合、有線イヤホンである「XBA-Z5」を使っています。

 

有線イヤホンの音は文句無しで素晴らしいですが、ワイヤレスイヤホンの手軽さに慣れてしまうとケーブルの取り回しが非常に煩わしく感じます。

 

最近までワイヤレスイヤホンなんて無かったのに、いざ普及するとあっという間に実用Lvにまで進化しましたね。(この辺りは無線マウスが一気に普及した時とよく似ている気がしますw)

 

本体の収まっているケースですが前モデル77㌘(イヤホン含む)から41㌘(もちろんイヤホン含む)の軽量化に成功しています。(まぁ見るからに小さいですもんね)

 

よりコンパクトになって持ち運びには便利ですがこのケースって90度までしか開かないんですよね。

 

つまり出し入れするのに若干の不便を感じました。(私のお気に入り中華イヤホンはもっと開くので・・)

 

イヤーピースは独自開発のポリウレタンフォームを採用していて殆どの人に好まれる聞き疲れのない仕上がりだと思います。

 

(触った感触だとイヤーピースはとても柔らかく密閉力を底上げするのに一回り大きくなっている様子)

 

耳にきっちり押し込むのが簡単ではないため最初は鏡を見ながらやるのが良いでしょう。

 

ただ私の耳には長時間の視聴で耳が痛くなる症状が現れました。それとジョギングに使用した場合はかなりキツめに差し込まないと耳から落ちるので注意が必要です。

 

イヤーピースは他に替えが利くので、私のように合わないと感じたのであれば別のものと交換すればいいだけなので全くもって問題ありません。

 

ちなみに私の耳にフィットして聞き疲れしないのはアユートのイヤーピースで耳にピタっと張り付いて落ちる心配も皆無です。(下に広告を載せておくので気になった方は一度チェックしてみて下さい)

 

とは言え今までのSONY製イヤホンのイヤーピースから考えるとかなり良くなっているのも事実なので、まずは付属品を試して合わなかった場合のみ別のものを用意すれば良いと思います。

 

(おそらく大部分の人が付属品で満足するはず)(私はイヤーピースの形状が合わないから別の物を用意しただけでノイキャンを使う人であればよほどの事が無い限り付属品を使うべきでしょう)

 

「WF-1000XM4」の音質ですが、非常に解像度が高く、軽めのボリュームでも中高域が埋もれずにハッキリと聞こえてきます。

 

同時に複数の音が出ている状況であっても、ひとつひとつの輪郭が崩れることなく鳴らし切るのはさすがSONYと感心しました。

 

残念なのは空気感がもっと再現されていると思ったのですが、そこまで再現されてなかったのと、ボーカルの線が若干細いのでもっと図太い中音に調整して欲しかったところでしょうか。

 

それに低音と重低音も若干弱いのでアニメを視聴する際には大きなマイナスポイントになるとみて間違いありません。

 

もしかしたら独自開発のポリウレタンフォームに低音が吸収されているんじゃないの?っと思ったので後日、検証しようと思います。(結果は【追記】にて!)

 

そういえば私の手元に「WF-1000XM4」が届いた直後にファームウェアのアップデートがありました。

 

(まだの方というよりも何かしらの不具合があった方は更新することをお勧めします)

 

さて・・私が実際に視聴している機材はというと・・「XperiaXZ」これを「ミュージック」というアプリで聴いています。(古いスマホですが「LDAC」で視聴可能です)

 

イヤホンの調整は「Headphones Connect」をGooglePlayからダウンロードして使っていますが、基本的に音楽を楽しむのは自室で静かな時に聴いているため「ノイズキャンセリング」は使用していません。

 

このイヤホンを購入した最大の理由はスマホからの「LDAC」視聴とPCやタブレットからの動画再生を「DseeExtreme」で情報量をアップスケーリングした状態で聴くのが目的です。

 

「DseeExtreme」に関しては動画や映画の音声がワンランク上のものになるんじゃないかと期待していますが、実際に何でもアップスケーリング出来るのかは検証後【追記】にて報告します。(説明ではできるような感じですね)

 

最後に内蔵のバッテリーですがイヤホン本体が12時間再生(ノイズキャンセルなし)+ケース24時間で36時間の音楽再生が可能。もしノイズキャンセルを使うのであれば8時間+16時間の24時間再生になります。(「DseeExtreme」を使用すると再生時間はもっと短くなるので注意です)

 

まとめるとバッテリーの持ちも十分で音質もかなり高い位置に仕上がっており、イヤーピースの密閉度が高いお陰で微弱な信号しかでていない時の静寂性が驚くほど高く、専用の調整アプリまで完備しているイヤホン(こちらで設定をすればワイヤレスイヤホンなのにハイレゾ音声の情報量で音楽が聴ける)

 

価格は33000円これを高いとみるか!安いとみるか!

 

アニメ動画もハイレゾ音声にアップスケーリングしてくれるなら・・私は安い!と思います。

 

ただ最近のアニメには割と普通に重低音が収録されているので、もちっとこの辺りの強化方法を考えた方が良さそうですかね・・

 

【追記】「XperiaXZ」による「LDAC」視聴ですが、うちの環境では一度も途切れた事はありません。

 

【追記】下記広告の「アユート製イヤホンピース」に交換したところ、予想していた通り低域の量感がアップしました。ついでにイヤホンが耳から落ちてしまうことも無くなったので「アユートイヤホン」は超お薦めです。(まだアニメ動画視聴中に「DseeExtreme」が効いているか分からないので分かり次第報告します)(イヤーピースを「アユート」に換えたのであればアニメ視聴にも良いと思います)

 

【追記】私はいつも「M」サイズのイヤーピースを使用していますが、今回は窮屈だったため途中から「S」サイズを使ってました。両方試した結果「S」サイズの方が痛みも少なくしっくりくるので、もし耳が痛いという方は一回り小さいサイズを試してみるのはどうでしょう。

 

それと何回アニメ動画を視聴しても「DseeExtreme」が効いているのかどうか分かりません。正直ここを期待して購入しているだけにちょっと微妙な感じになってしまいましたw(まぁ解像度も高いし悪い選択肢ではないのですが金額が金額なので・・動画再生時に音質の向上が明確に現れないのであれば、こちらの用途で購入するのは控えた方が良さそうです)

 

【追記】現在はSサイズのイヤーピース(付属品)を使っています。Mサイズの時よりもなぜか耳から落ちる事が無くなり痛みもさして感じなくなりました。やはり一般的なイヤーピースのサイズよりも一回り大きい気がしますね。

 

低音の量感もMサイズの時より良くなっています。アニメの視聴目的で購入するのも有りだと思います。(ハイレゾ相当にアップグレードされているならもっとお薦めできるのですが、まだ分かりません・・)

 

【追記】しばらく使ていたら右のイヤホンから音が出なくなりました。次回使用時には直っているんですが・・よくこうなります。この症状に関しては購入する前から結構な報告があったのでうちのもなったら面倒だなァと思っていました。

 

たぶんアップデートで直る症状ではないので交換時期が過ぎてから発生した場合は「SONYタイマー」だと思って諦めるしかないでしょう。

 

それにしても「VAIO」といい最近のSONYは昔のように(VAIOはもうSONYじゃないか・・)安心して購入できるメーカーではないようですね。

 

遅くなりましたが、このイヤホンも購入価格が高いだけで安定した品質は期待出来ません。よってよほどのSONY好きでない限り購入するのは控えた方が◎だと思います。

 

【追記】購入して1年が経過しました。ぶっちゃけ買ってはいけないイヤホンでしょうね。分かったのは「ノイズのないクリーンな環境」と「落ち着いてじっとしていられる場所」が揃ってない限り高音質化は難しいと言う事実です。(首を傾けたり振ったりするのも厳禁・・)

 

付け加えて音源データも幅広くカバーしている訳ではないので「映画」や「アニメ」の圧縮音声だと音が飛びまくりで聴けたものではありません。

 

なので「SONY好き」+「映像のない音楽のみ」を「上記のような環境で聴ける方」が購入すれば満足できるのではないでしょうか。

 

▲サイズフリーではありません。購入を考えている方はリンク先で自身のサイズを選んで下さい。