今回も最初に断っておきますが『ネタバレ』上等記事なので何もオブラートしていません。地雷踏んだ!と思った方はここからでも遅くはないのでそっ閉じしましょう。
さて前回「新約とある魔術の禁書目録17巻」の最後に土御門と府蘭がアレイスター=クロウリーにちょっかいを出したところで終わっていました。「新約18巻」はまさかのアレイスター=クロウリーを主軸にした彼の物語です。
ただ、「新約16巻」のエレメント群にめちゃめちゃにされた学園都市があっさり復興しているのはさすがに無理が、と言うのは置いといて・・土御門が妹の舞夏を連れてカミやん一家と一緒に学園都市の外へ逃亡する際、舞夏の胸にアレイスターが仕込んだ呪詛”を打ち込まれる。これを打ち消す為に一向は窓のないビルを目指す事となった・・。
窓のないビルは「新約16巻」で地下に大穴を開けられているので、そこから進入してアレイスターが居るであろう最上階に全員で登って行くのですが、カミやんはミナ=メイザースと名乗るネコ耳西洋喪服の女性にいざなわれアレイスター=クロウリーの過去の人生を体験する。
そこにはアレイスターが全ての魔術を滅ぼそうとしている理由、幻想殺しの原点、ローラ=スチュアート(必要悪の教会の最大主教)の正体等、今まで謎とされていた多くの回答が今回の「新約18巻」に含まれていました。おまけで御坂と食蜂の共闘も見られます。(2人の力で核でも無傷と言われる窓のないビルを圧倒的な物理攻撃力で破壊する)
大まかには上記のような内容ですが、ぶっちゃけ「禁書」ファンならかなり興味をそそられるのではないでしょうか?何しろ2巻から登場していた学園都市の統括理事長、その存在は未だに大部分が謎に包まれていました・・のに全部バラした挙句殺されるとか!!ありなの?しかもホウキに乗った女子高生としてまた復活とか・・ありなの??
ちょっと取り乱しましたが大部分の「禁書」ファンが興味を持っている内容で今回は攻めているようです。本も最近太り気味で読み終わるまで結構な時間を取られていましたが(ちなみに「新約17巻」は463P)今回は減量してあっさり風味の330P、ファンらしからぬ本音を吐くと・・このくらいのページ数で良いと思うのですよ。
web上での反応を見る限り概ね「新約18巻」は受け入れら手いるようで、皆さん満足とか過去作の中でも上位に入る面白さだったと言うコメントが多かったです。私個人としては話のスケールが大きくなり過ぎていた最近の物語よりも、人間味に溢れたアレイスター=クロウリーの物語は分かり易く好感が持てたのは確かです。ただ、イラストを見る限りミナ=メイザースはババァではなくコスプレ少女にしかみえないのは私だけでしょうか?
「新約19巻」はローラ=スチュアートvsアレイスター=クロウリー数ある可能性達+カミやん+一方通行らしいので今度はカミやんと一方通行の共闘が見られそうで楽しみですね。それと「とある科学の一方通行」の話もこっちにリンクさせてくれることを次回こそ期待しています。頼みますよ鎌池さん。