「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」

今回は「16巻」の記事なんですが、まずは「15巻」の話を少しだけ・・

 

案の定、多くの方が「15巻」「16巻」を分ける必要などなかったと言っており「アインズ」の心情を吐露するだけで1冊の殆どを費やした「15巻」の評価は散々です。

 

ですが「16巻」の表紙を見る限り、ある程度期待しても大丈夫なのでは?

 

と考えてしまう自分がブラック企業の社畜みたいで、ちょっと残念です。まぁ「13巻」までが非常に良く出来ていたんですから仕方ありませんよね?

 

さて、先ほど触れた「オーバーロード16巻 半森妖精の神人 下」の表紙ですが「異世界カルテット」(劇場版)の設定にあった「輝煌天使ねこにゃん」(ユグドラシルプレイヤー)の鎧を身に付けた「番外席次」と、女装はやめてと「アインズ」に言われたばかりの「マーレ」がまた大胆な女装姿で対峙してます。

 

鎧の中身の人物に関しては「15巻」の最後に分かり易く登場させていたのと「鎌」握ってるのとで「番外席次」で間違いないでしょう。

 

問題は「マーレ」が装備している服ですね・・武器はいつも身に付けている神器級アイテムの「シャドウ・オブ・ユグドラシル」です。おそらく「番外席次」がかなりの強さだったため、防具もワンランク上のものを用意したと思われます。

 

「番外席次」がしゃがんでおり足元に血が流れている事から、万全を期した「マーレ」に敗北した感じの絵だと予想できます。(「エルフ王」は「アウラ」が相手をしているのかな?それとも「番外席次」にやられた?)

 

「15巻」に描かれていましたが「番外席次」は子供の頃、家事手伝いをしてくれていた「ナズルおばちゃん」の作る「オムレツ」が好物なのだとか。

 

そう言えば「エルヤー・ウズルス」に奴隷として使われていた「エルフ3人」が「魔導国」の料理が美味しすぎて、とてもじゃないが「エルフ国」には戻れない!と言う話が「15巻」の序盤に出ていましたね。

 

「番外席次」も「マーレ」に敗れた後「魔導国」の料理によって餌付けされる未来が見えるのは私だけではないはず・・長々と書いてますが全部私の妄想なので実際にどうなっているかは徐々に説明しましょう。

 

と、その前に!「TV版」「4期」のオープニング映像で「書籍版」「14巻」の映像が多く起用されていた件について個人的な考察をしたいと思います。

 

過去「TV版」は小説3冊分の内容を1シーズンとして放送していました。「1期」「1巻-3巻」 「2期」「4巻-6巻」 「3期」「7巻-9巻」です。では「4期」はどうなるのでしょう?今までの流れだと「10巻-12巻」になりますね。

 

しかし「4期」のOP映像に「12巻」「13巻」である「聖王国編」のカットは1つもありませんでした。まぁここは「劇場版」として制作される予定なのであえて伏せているのでしょう。

 

そうなると「TV版」「4期」は「10巻」「11巻」それに「劇場版」「聖王国編」となる「12巻」「13巻」を飛ばした後の「14巻」となる可能性が高いという事ですね。

 

過去にも「TV版」は視聴者が理解しやすいように小説の順番を入れ替えて放送した事がありました。

 

今回もそうなりそうです。

 

正直に言うとOP映像を見るまでは「10巻-12巻」つまり「聖王国編」の前半までを「TV版」として放送し「聖王国編」の後半だけが「劇場版」になると思っていました。

 

内容の濃い「14巻」がかなり端折られた形で映像化されてしまうのは残念という他ありません。

 

最後は「TV版」「5期」で「15巻」「16巻」「17巻」が映像化されるのは想像に易いですね。(恐らくここからの逆算で「17巻」が最後になったのでしょう・・)

 

それと「4期」「OP映像」で武装した「アルベド」と空中戦を繰り広げている赤いのがアダマンタイト級冒険者である「ラキュースの叔父」です。「コキュートス」と戦っているのはLv40に到達した「ブレイン」であり、「白銀鎧」の前にいる「アインズ」っぽいのが実は「パンドラズ・アクター」という落ちです。

 

では「16巻」が到着したのでこれから順次加筆していきたいと思います。

 

(ここからは「ネタバレ」を含んだ内容「あらすじ」を説明しますので、知りたくない方はそっ閉じを・・)

 

まず「アウラ」の出迎えで「アインズ」と「マーレ」がダークエルフの村に入ってきます。

 

2人は「アインズ」が用意した男物の服を着用し、故郷の風習と偽って顔の下半分を隠してやって来ました。(「アインズ」はエルフの里で関わった男を参考に、肌の色だけをダークエルフっぽく変えて変装している)

 

そして村の人達や長老に一通りの挨拶を終えると「アウラ」の居住する木へ向かう道中で楽し気に遊んでいる子供達を見かける。

 

「アインズ」は「アウラ」や「マーレ」も遊びに混ぜてあげて欲しい!とそこにいる子供達全員に飴を配っていく。(「アインズ」にとってはこの行動こそが今回の最重要案件だったりするw)(ほっこりしますねw)

 

ただ残念な事に「アウラ」「マーレ」は子供たちと遊ぶのは楽しくないようでじぶじぶ行っている感じ、「アインズ」は楽しそうに薬師頭「マンゴー・ギレナ」のところで薬の調合を教えてもらっている。

 

(ちなみにこの村の「ダークエルフ」は例外なく食べ物の名前が付いている、らしい・・)

 

そうこうしていると「法国」からの攻撃に「エルフ国」が耐えきれなくなり「アインズ達」が身を寄せている「ダークエルフの村」へも援軍要請が伝達される。(お願いではなく強制っぽい内容だ・・)

 

「アインズ」は「エルフ国」「法国」との争いに「魔導国」が介入して余計な敵意を抱かれるのを避けるため早急に「ダークエルフの村」から撤収し「魔導国」へ戻ろうとするが・・途中で考えを改め「ダークエルフの村」を去った後1週間程「法国」と「エルフ国」の攻防を隠れて観察していた。

 

この戦いにおいて「エルフ国」に勝ち目はなく落城するのは時間の問題、そして「法国」の攻め方があまり杜撰なため「アインズ」は何か目的がって あえて こういう戦い方をしているのでは?と深読みする。

 

(これは「法国」の上層部が魔法1つで10万人以上を滅ぼす「魔導王」それに桁違いの戦力を有する「魔導国」を想定しての戦闘であり、これくらい死と隣り合わせの緊迫した状況であっても諦めずに戦える精神力を身に付けておかないと、とてもじゃないが「魔導国」を相手にできない!そのための試練である・・)

 

「魔導王」が「ダークエルフの村」に最近まで滞在していたという話は「姿」を変えていたので誰にも知られていない。なので「エルフ国」が陥落する直前に保有しているであろう「マジックアイテム」を横取りしてしまおう!という作戦を「アインズ」は実行する。

 

ただし先に述べたように「魔導国」がこの戦いに介入したと思われるのはマズいので「アウラ」「マーレ」にはいつもと違う装備をさせて(いつもより能力は劣る)戦闘に参加、にも関わらず「アインズ」はいつもの姿で戦闘に参加し3人で一緒に行動するという内容だ。

 

(「アインズ」曰く、自分達を見かけたものは全員殺せばいい!という短絡的な流れである・・)(「アインズ」がそのままなら「アウラ」「マーレ」も防御力落とす必要ないじゃん!)(と思った人は大勢いるはず・・)

 

実は「16巻」の表紙がちょっとだけ話題になっていたので謎が解けた部分だけ説明すると・・「マーレ」がいつもの装備ではない理由は上記の通りで、この装備は「ブクブク茶釜」が「マーレ」用に用意していたもの。いつもの服よりは性能が落ちるが、そこそこ防御力はあるらしい・・しかも「マーレ用」(男の子)なのに女性の水着のようなデザイン・・中身は人気声優なのにこのド変態ぶりはある意味圧巻です。

 

一応「魔導国」としては「法国」は仮想敵国に該当するため、強いと評判の「エルフ王」には頑張って「法国」の戦力を削り落として欲しかったのですが「エルフ国」の宝物庫でバッタリ「エルフ王」に鉢合わせてしまったので渋々撃退する事に・・

 

「エルフ王」の強さは推定Lv75くらいで大きな特徴は自身よりもLvの高い土精霊を召喚出来るというもの。これのお陰で今まで無敵と言われていた。(本人が「ベヒーモス」と呼んでいたアレね!)

 

「アインズ達」は3人居ましたが「エルフ王」は「アインズ」1人で相手する事に・・逃げられない様に完璧なプランを立てて戦っていたが、結局は逃げられてしまう。

 

「アインズ」と「アウラ」はその場に残り「宝物庫」でマジックアイテム等の物資を漁る作業に、「エルフ王」は虫の息なので「マーレ」1人でトドメを刺しに向かいます。

 

そこで「マーレ」は「エルフ王」にトドメを刺し部屋を返り血で真っ赤に染め上げた「番外席次」と対峙、仕方なくそのまま戦闘に発展するも「番外席次」が「絶対死」それに「エインヘリヤル」と「アインズ」vs「シャルティア」の時に2人が見せた技を使ってくる事に驚く。

 

途中、機転を利かせ「番外席次」を建物に押し込める事に成功した「マーレ」はそのまま自身の切り札となる「小災厄」で「番外席次」を圧し潰す。

 

「アインズ」「アウラ」と無事に合流した「マーレ」は「アインズ」の「転移門」により3人+「意識を失っている番外席次」の4人で「ナザリック地表部にあるログハウス」へ移動した。

 

そこで「マーレ」から「番外席次」に対する詳しい報告を受け「ワールドアイテム」によって「シャルティア」を洗脳したのが「法国」の手によるものだと確信する・・

 

「氷結牢獄」の「ニューロニスト」に監視付き(「アウラ」)で「番外席次」を渡し、すぐさま「アルベド」をその場に呼び寄せた。

 

「アルベド」を呼び出した理由は・・「法国」を滅ぼすため今すぐ準備せよ!というものだ。

 

これで「16巻」は終了しますが、私は「17巻」で「オーバーロード」が終わりを迎えると思っていました。ですが『あとがき』でもう2冊執筆しますと言っているので、どうやら「17巻」それに「18巻」と続くようです。

 

「16巻」の私的な感想は控えますが、大多数の方がレビューで2冊に分ける必要性を感じられなかったと言っています。まぁそういう事なのでしょう。

 

ともあれしっかり休養を取って「17巻」を良いものに仕上げて欲しいと思います。では!

 

【追記】一応資料として載せておくと「番外席次」のLvは88でした。「エルフ王」の事も詳しく説明があったので残しておきます。彼の父親は「八欲王」の1人でエルフの大英雄にして最強の軽戦士と呼ばれる元ユグドラシルプレイヤーです。「16巻」の最後で装備を回収しに行くと「アインズ」が言っていました。

 

もしも「17巻」で死体を回収し蘇生するよなマネをするのであれば・・「アインズ」にも謎が解けるかも知れません。ちなみに「法国」の「神人」は「六大神」の血を受け継いだ者なので「番外席次」は「六大神」と「八欲王」の両方の血を受け継いだサラブレットという事になり現状の人類種最強であるLv88にも納得がいく設定になっていますね。

 

この辺りの事情を知っている可能性があるのは「評議国」の竜王だけなので、のこり2冊と考えた場合「17巻」で「法国」の滅亡、もしくは「六色聖典」の壊滅、そして「18巻」で「評議国」もしくは竜王との戦いが最終バトルになるのでしょうね。個人的にはその後が1番見てみたいところなのですが・・

 

2022年7月29日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta