本当は7月上旬に施工した内容なんですが遅れて8月下旬の投稿となってしまいました。
最近はこんなんばっかり・・
今回試したのはエアコンの「潤滑添加剤」になります。
確か11万㌔走っている中古の軽自動車を購入して2年目の夏なんですが・・エアコンの効きが悪くなり何だかコンプレッサーの音も少し大きく、ついでに微妙ながら異音も混ざっていたような気がします。
まぁ今回の目的はコンプレッサーの騒音を完全に直す事ではありません。少しでも改善出来ればラッキー!的な軽い気持ちで「パワーエアコン プラス」を注入しています。
用意するものはWAKO’Sの「カーエアコン プラス A052」で大体4200円位の値段だと思います。
もう一つは「メーター付きエアコンガスチャージホース」(R134a専用)でしょうか。大体2000円位です。
袋を片付けるとこんな形のものが出てきますw分かり易い形ですねw
こちらは簡易のオイルチェッカーですが今回使ってはいません。
では駐車場へ行ってボンネットを開けてからエンジン回りを見て説明するとしましょう。
エアコンのガスはアルミの配管が使われているので、これはすぐに見つかると思います。
ガスの注入口は2つあり高圧用の「H」と低圧用の「L」のキャップが見えるはずです。
今回「パワーエアコンプラス」で使用するのは低圧用の「L」キャップ注入口になります。
ここで「パワーエアコンプラス」の効果について触れておきましょう。
「パワーエアコンプラス」には冷媒が入っているため、僅かですがガスの総量が増えます。
もちろん潤滑油も含まれているのでガス注入口から液体も侵入します。この液体が内部に浸透する事によって経年劣化による異音が無くなりコンプレッサーがスムーズに動く訳ですね。
スムーズと言うよりも潤滑剤の効果で無駄な抵抗が減り、今までよりも少ないパワーでコンプレッサーが回るようになります。
結果、冷房使用時におけるコンプレッサーの回転が少ないチカラで動くことで燃費の向上にも繋りますし、コンプレッサー使用時の騒音も潤滑剤で軽減されるため静かになる仕組みです。
まぁ上記は上手に「パワーエアコンプラス」を注入出来た時の話なので、失敗すればガスも減ってしまい、後から冷媒を買ってきて注入するハメになるので慎重に作業して欲しいとこでしょうか。
作業に入る前に「チャージホースバルブ」を回して内部の針を完全に引っ込めて下さい。
針が引っ込んだのを確認出来たら「パワーエアコンプラス」を「カプラー」に取り付けましょう。
次に低圧用「L」キャップを外し「クイックカプラー」を人差し指と親指で引き上げた状態を維持しながら「L」キャップのあった低圧用注入口へ取り付けて下さい。
この作業は「カプラー」内部の針がちゃんと中央に位置していない製品の場合、簡単には取り付けられません。体力と時間を消費する可能性が高く、運が悪ければ低圧用注入口の虫を痛める危険もあります。
しかも時間をかけてしまうとガスが減り続けるので「パワーエアコンプラス」を注入してもガスの総量が増えません・・最悪の場合減ります・・なので慎重かつ迅速に行いましょう。
「パワーエアコンプラス」をセットした「ガスチャージホース」を車の低圧用「L」注入口に取り付けられたら、ここで「エアークリーナーBOX」の上部と「ガスチャージホース」の間にタオルを敷いておくと「エアークリーナーBOX」に傷が付かないのでお薦めです。(私の「エアクリBOX」は傷が付きました・・)
「エアクリBOX」の上部にタオルを敷いたらエンジンを掛けに行きましょう。
この時にエアコンを「最大風量」そして「最低気温」にセットです!
エンジンを掛けたら「ガスチャージホース」の「メーター」を確認して下さい。
現在ガスがどれくらい入っているか分かります。薄緑色だと少し少ない。黄色だと少し多い。青い範囲の中にあれば適正という話ですね。(赤色や緑色は論外すぐにガスを入れるか減らすかする必要があります)
私の場合はギリギリ適正か、ちょっと少ないくらいのガス量でした。
確認が出来たら「ガスチャージホース」内の「空気」を外に出します。俗にいう「エアー抜き」ですね。
やり方は簡単です。「パワーエアコンンプラス」を少し緩め『シャー』という空気の音を確認したらすぐに缶を締めて下さい。これで「エアー抜き」は完了です。
ホースの内部までもがガスのみで充満されました。
では「チャージホースバルブ」を捻ってガスを注入するのですが、バルブを回す前に「パワーエアコンプラス」を上下に振り人肌で少し缶を温めてあげるとガスが無くなるまで行きわたり易いです。
「パワーエアコンプラス」を振りましたね?じゃバルブを回してガスを注入しましょう。
コツは最初ゆっくり回して、最後までしっかりバルブを回し切ることです。中途半端にしかバルブを回せてないとガスが全部入り切りません。
「パワーエアコンプラス」には液体も入っているのでガス注入中も少し上下に振ってあげると良いです。
最後までガスが注入できたと思ったら(長くとも3分以内でガスは無くなります)「メーター」を確認して下さい。失敗していなければ「ガス総量」は増えているはずです。
私の場合は少し少ないところから丁度良い位置にまでガスが増えてくれました。
ガスが全部入ったら「チャージホースバルブ」を締めて下さい。そして「カプラー」を低圧用「L」注入口から外します。この時に注意したいのがガスが全部入っていなかったらホースの途中に液体(潤滑油)が残っているので「カプラー」を外した瞬間に液体がプシュっと出てきます。
車を汚したくない方はタオルを添えて「カプラー」を外すのが良いかも知れません。
ここまで来たら後はエアコンの「風量」と「温度」をいつもの位置に戻し、エンジンを切れば作業終了です。
お疲れさまでした。上手に出来たでしょうか?
簡単な作業ではありますが、慣れればより確実に行えるので数年に1回、夏が来る前の6月か7月上旬にでも「パワーエアコンプラス」を入れてあげると「コンプレッサー」の故障率を抑え静かな「エアコン」生活が遅れると思いますw
最後になりましたが私の車は冷房時の風量「1」気温「最低」の状態で「10度」の風が出ていました。
これが「8度」に変わりましたが冷房の冷え具合だけ見ると大きな変化はありませんでした。ところが「パワーエアコンプラス」に含まれる潤滑剤のお陰でコンプレッサーの音が非常に小さくなりました。って言うか中古で購入したばかりの静かだった頃よりも更に静かになりましたね。
今回の「パワーエアコンプラス」のガス注入は大変満足のいく結果となって良かったと思いますw
失敗した時のリスクを考えると簡単にお薦めできる作業ではありませんが自己責任でのDIYにチャレンジするつもりでいるなら、別途工具も必要ありませんし試してみるのも悪くないでしょう。
▲こちらは作業を失敗して冷媒が少なくなってしまった時の保険「R134a」クーラーガスです。