NW-ZX2 XBA-Z5 MUC-M20BL1 PHA-3

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今回、WALKMAN【NW-ZX2】を購入したのは、ハイレゾ音源である【残酷な天使のテーゼ192kHz】序盤に聞こえる雑音が収録時に混入したものなのか、それとも【XperiaZ3】から拾っているノイズなのか、はたまた【XperiaZ3】だと96kHz以上はまともに情報が伝達出来ないのか、この辺りを確かめるためです。

 

まずPCで聞いた場合、雑音は聞こえませんでした。

 

『PC環境』 【ソニーUDA-1】【オヤイデContinental5S/o.6】【ピュアモルトS-A4SPT-VPx2個】【タオックSPB-300DL-B】

 

上記環境だと雑音は聞こえません。

 

『ポータブル環境』【XperiaZ3】【PHA-3】【MUC-M20BL1】でのバランス環境だと【XBA-A2】【XBA-Z5】ともに雑音は聞こえます。

 

【MUC-M12SM1】のアンバランス環境だとノイズは聞こえません。

 

じゃ【XperiaZ3】の代わりに【NW-ZX2】だったらどうなるのだろうと考え、実際に聞いてみた次第です。

 

結果は、よりハッキリ聞こえました。

 

まぁこの雑音は収録時に入ってしまった残念系ノイズで、バランス環境時の時によりハッキリ聞こえるようです。

 

さて・・ついでなので【XperiaZ3】と【NW-ZX2】を【PHA-3】のバランス接続で聞き比べてみた場合、音質に違いはあるのだろうか?と、気になる人も多いと思うので答えてみたいと思います。

 

普通はどちらも【PHA-3】で駆動するのだから音質は同じと思うはず。

 

web上でも【PHA-3】所持者が【NW-ZX2】を買って後悔したという声をちらほら聞いたりします。

 

おそらく【NW-ZX2】を買って後悔した人はバランスで聞いていなかったのでしょう。

 

【NW-ZX2】【PHA-3】バランス接続時の音質は【XperiaZ3】【PHA-3】バランス接続時の音質を凌駕します。

 

聞いてみて最初に思ったのが、あぁSONYはこの環境で音の調整を行ったのか・・と思える程各音色のバランスが整っていました。

 

イヤーピースもノーマルで小細工無しです。

 

おそらく【XperiaZ3】だと思っていた以上にノイズを拾った波形が【PHA-3】に流れていて【NW-ZX2】はそこを徹底的に除去した筐体を用意出来ている分、音質差となって現れたのでしょう。

 

具体的に言うと【XperiaZ3】で聞いていた時よりもクリアで空気感が増した音になっています。

 

【XperiaZ3】だと高音質に聞こえなかった楽曲も【NW-ZX2】だと高音質に聞こえます。それほどの差がありました。

 

ピュアオーディオでここまでの音にしようと思ったら専用の部屋を用意したり電源回りに手を入れたり、各種高級オーディオ機器を揃えたりと誰もが入手出来る訳ではありません。

 

それがポータブルだと誰がどこで聞いても同じクオリティで提供されるのだからとんでもない話です。

 

例えばスピーカーだったらきっちり置いてやるだけでも大変なのにイヤホンは耳に挿すだけで誰が聞いても同じ超高音質が流れてくるのです。日本の住宅事情を考えるとこのお手軽感こそハイレゾが急速に浸透した理由なのでしょう。

 

ただ、今でもハイレゾとCD音源の差は正直あまり感じません。48kHz24bitでもハイレゾですしね。

 

【PHA-3】をバランスで聞くことによってCD音源も見違えるほどの高音質になります。これが最大の魅力なのでCD音源の資産がある人こそ【PHA-3】をバランスで聞いて欲しいと思います。

 

出来るならイヤホンは【XBA-Z5】リケーブルも【MUC-M20BL1】そして【NW-ZX2】この環境こそがSONYが最終的な調整に比重を置いた環境に違いないと思われるからです。

 

イケる人はイっちゃってみてはどうでしょう?良い音ですよ?

 

【追記】リケーブル「MUC-M2oBL1」の生産が終了したようなので新しいケーブルを載せています。(PHA-3は中古すら無かった・・)

 

2016年1月24日 | カテゴリー : ポータブル | 投稿者 : pasuta