「新約とある魔術の禁書目録22巻」

何か少しずつ「禁書目録」の値段と厚みが上がってきてるんだけどページ数で価格が決まる世界なのかな?

 

今回の「新約禁書目録22巻」は税込みで800円を超える大台に乗ってきました。

 

ちなみにページ数は527で初期の頃と比べると倍ほどの厚みになっていると思います。

 

確かに読み終えるまでの時間が長くなってきてる自覚はありました・・そうですか、倍ですか・・

 

さて、今回3/9(土)に発売された「新約とある魔術の禁書目録22巻」で最近関連付けされていた「アレイスター編」が一応の完結となります。

 

ここからはいつものネタバレ&粗筋トークなので気になる方はそっと閉じしましょう。

 

「新約22巻」の始まりはいつもと少し違います。いつものやんわりとした日常がありません。

 

代わりに何を勘違いしたのか自信満々な「カミやん」が「大悪魔コロンゾン」こと「ローラ=スチュアート」にグーで殴りかかり・・結果、体の部位が分からなくなるほど粉々にされるところから始まります。

 

って言うか上記のようなシリアス展開からのスタートも時々ありますねw

 

ここから「浜面」のターンですが、こっちはこっちでなぜか「浜面」も「魔神2人」の保護下から脱出して「ダイアン=フォーチュン」復活のために奔走します。が、アテもないのにまっすぐ「コロンゾン」の参加に収まって行動を共にするハメに・・

 

ぶっちゃけ「カミやん」でもなぜ生きてるの?的な要素が超強いのに「浜面」がこちらの世界で生存するには無理があり過ぎる。(この辺りにもう少し説得力が欲しいところ・・)

 

我らが「一方通行」はと言うと「クリファーパズル545」を従え、魔術の知識を蓄えながら独自の解釈で「コロンゾン」を探す。

 

ちなみに体が細切れになった「カミやん」は前巻の最後で「ローラ=スチュアート」に腹を刺されて致命傷を負った「クロウリーたん」の魔術によって一命を取り止めている。

 

うーむ・・今回かなり良いね!文面が短く分かり易い状態で区切られているし、展開も早くて飽きない!主人公3人構成で描く小説の利点が存分に効いているようです。

 

最近は『傍観者』としての立ち位置をキープしていた魔神の「ネフテュス」と「娘々」がそれぞれ違う場所で「大悪魔コロンゾン」や「一方通行」とタイマンを張ります。これがなかなか面白いw

 

ただ「コロンゾン」が前回までとは随分性格が違っているように見えるのがちょっと・・

 

「コロンゾン」は「国家の剣」「即位の冠」「統治の笏」「スクーン石」を使いクイーンブリタニア号の上で術式を行使しようとするので、それを阻止するのがその他大勢さん達の今回のミッションです。

 

そんななか「アンナ=シュプレンゲル」という薔薇十字の女性が「エイワス」を伴って姿を現します。

 

「アンナ=シュプレンゲル」は「コロンゾン」「エイワス」を抜いて、現時点での最強キャラという設定になっているようです。

 

更に「一方通行」は「ミサカネットワーク」の助力を得て「クリファパズル545」を完全な状態で使役する事に成功。「カミやん」も右手の奥に潜む真なる力の解放により、なんとか「アンナ=シュプレンゲル」に対抗する力を持って話を終えています。

 

最後に超ネタバレです。イギリスで国葬扱いが決まった「アレイスター=クロウリー」ですが、死んだと思った直後に「ローラ=スチュアート」の体に憑依、まだまだ現役バリバリでした。

 

ちなみに「ローラ=スチュアート」の体には「コロンゾン」の意識も残っているので、ある意味最強クラスのキャラがもう1人追加されたようなものでしょう。

 

そして死ぬ間際の「クロウリーたん」の遺言によって「一方通行」が学園都市の統括理事長に任命されたのは、恐らく些細な出来事でしかないはず・・

 

魔術を扱う者の頂点が「魔神」だったと思うのですが、そこから別路線の最強として「大悪魔」「聖守護天使」が存在し、それらに太刀打ち出来るかも知れない戦力として「覚醒カミやん」「覚醒一方通行」「覚醒クロウリーたん」という形になったようです。

 

もちろん「聖守護天使」を使役している「アンナ=シュプレンゲル」が更に上の存在であるのは言うに及びません・・

 

2019年3月16日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta