「新約とある魔術の禁書目録18巻」

今回も最初に断っておきますが『ネタバレ』上等記事なので何もオブラートしていません。地雷踏んだ!と思った方はここからでも遅くはないのでそっ閉じしましょう。

 

さて前回「新約とある魔術の禁書目録17巻」の最後に土御門と府蘭がアレイスター=クロウリーにちょっかいを出したところで終わっていました。「新約18巻」はまさかのアレイスター=クロウリーを主軸にした彼の物語です。

 

ただ、「新約16巻」のエレメント群にめちゃめちゃにされた学園都市があっさり復興しているのはさすがに無理が、と言うのは置いといて・・土御門が妹の舞夏を連れてカミやん一家と一緒に学園都市の外へ逃亡する際、舞夏の胸にアレイスターが仕込んだ呪詛”を打ち込まれる。これを打ち消す為に一向は窓のないビルを目指す事となった・・。

 

窓のないビルは「新約16巻」で地下に大穴を開けられているので、そこから進入してアレイスターが居るであろう最上階に全員で登って行くのですが、カミやんはミナ=メイザースと名乗るネコ耳西洋喪服の女性にいざなわれアレイスター=クロウリーの過去の人生を体験する。

 

そこにはアレイスターが全ての魔術を滅ぼそうとしている理由、幻想殺しの原点、ローラ=スチュアート(必要悪の教会の最大主教)の正体等、今まで謎とされていた多くの回答が今回の「新約18巻」に含まれていました。おまけで御坂と食蜂の共闘も見られます。(2人の力で核でも無傷と言われる窓のないビルを圧倒的な物理攻撃力で破壊する)

 

大まかには上記のような内容ですが、ぶっちゃけ「禁書」ファンならかなり興味をそそられるのではないでしょうか?何しろ2巻から登場していた学園都市の統括理事長、その存在は未だに大部分が謎に包まれていました・・のに全部バラした挙句殺されるとか!!ありなの?しかもホウキに乗った女子高生としてまた復活とか・・ありなの??

 

ちょっと取り乱しましたが大部分の「禁書」ファンが興味を持っている内容で今回は攻めているようです。本も最近太り気味で読み終わるまで結構な時間を取られていましたが(ちなみに「新約17巻」は463P)今回は減量してあっさり風味の330P、ファンらしからぬ本音を吐くと・・このくらいのページ数で良いと思うのですよ。

 

web上での反応を見る限り概ね「新約18巻」は受け入れら手いるようで、皆さん満足とか過去作の中でも上位に入る面白さだったと言うコメントが多かったです。私個人としては話のスケールが大きくなり過ぎていた最近の物語よりも、人間味に溢れたアレイスター=クロウリーの物語は分かり易く好感が持てたのは確かです。ただ、イラストを見る限りミナ=メイザースはババァではなくコスプレ少女にしかみえないのは私だけでしょうか?

 

「新約19巻」はローラ=スチュアートvsアレイスター=クロウリー数ある可能性達+カミやん+一方通行らしいので今度はカミやんと一方通行の共闘が見られそうで楽しみですね。それと「とある科学の一方通行」の話もこっちにリンクさせてくれることを次回こそ期待しています。頼みますよ鎌池さん。

 

2017年5月19日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「BODY CHAN DX SET Gray Color Ver.」

バンダイから発売のフィギュア「BODY CHAN DX SET Gray Color Ver.」を購入しました。これはデッサン用のモデルフィギュアで今回は影が分かり易い「Gray Color Ver」をチョイスしています。

 

一応言っておくとこのシリーズは初期不良が結構あるので、購入された方は最初に各可動部がしっかり動くか、部分的に壊れたパーツは無いか等確認を忘れないようにして下さい。

 

もし何か問題があればパッケージ底部に載っているナビダイヤルに連絡すれば対応してくれるので、諦めずにトライです。

 

「Body君」の方は15㌢あるのでそこそこ見れるのですが「Bodyちゃん」は13.5㌢しかありません。手に取ると非常に小さい事が分かります。

 

パッケージや広告に使われているフィギュアは見栄えが良くて、まるで一回り大きなフィギュアかと思えるほど美麗な仕上がりなのですが、

 

実際に手元にきた「BODYちゃん」は写真とはちょっと違うな・・と言うのが本音で、首が少し長かったり手のパーツが奥まで入らなかったり等、そこそこ大雑把な作りでした。

 

絵師さん達はこの写真をトレースして線画を描くのだとか。確かにフカン気味の構図なんかには役立ちそうですが微妙な気配が消えないのは私だけでしょうか・・

 

何にせよ私もそういう使い方をするつもりで購入しているので後ほど写真でも撮ってみます。

 

はい!写真撮りました!使えなくも無さそうです。ただ上手に写真を撮る技術は必要かも知れません。

 

可動部が多いのでそれなりのポーズは出来るみたいです。やってみた結果としては普通の写真や参考絵がある場合はそっちで良いのはないでしょうか?どうしてもこのポーズをこの角度で!という強い意志が働いた時はフィギュアで写真を撮るのが速くて確実なのでしょう。

 

自分なりの拘りシーンを演出するための道具として、こういったデッサン人形が使われている事を考えると確かに需要はありそうです。

 

つまり絵を描く時の最終手段が「BODYちゃん」のような「デッサンフィギュア」になるので欲しい方はどうぞご購入下さい。

 

【追記】気に入らない箇所があったのでバンダイさんに交換してもらったところ、手元にあった「Bodyちゃん」とは明らかに品質の違う物が送られてきました。確かに広告に使われている「フィギュア」そのものです。どうやら品質にバラつきがあるのか、あるいはコピー品を買ってしまったのか、どちらにせよ購入する人は注意が必要です。

 

2017年3月13日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「スカルプターのための美術解剖学」

イラストを描くに当たってよりリアリティを求める場合、避けられない知識が骨格やら筋肉の造詣になります。

 

今までは『人体のしくみ』という本を参考にして絵を描いていたのですが最近スゴイ本を見つけました。『スカルプターのための美術解剖学』という本です。

 

内容は特に骨だけとか筋肉だけとかではなく、バランスよく骨格や筋肉、そして人間の写真が掲載されています。

 

私が嬉しかったのは手と足の画像がそこそこあった事で、特に足の指なんかは描くのが難しい箇所なので大変参考になりました。

 

面白いのは筋肉繊維を線で描いて色分けしている所なんですが、見ていて非常に分かり易いです。たぶんここが評価されているポイントなのでしょう。ある意味、画期的な表現方法と言えるかも知れません。

 

217ページにある「足の概形」これは3DCGになるのかな?この辺りも個人的にありがたい写真になります。普通の人には少し前にある手や指の画像が喜ばれるんじゃないでしょうか。

 

あと絵師さんなら白黒の写真画像や3Dスキャン画像なんかが影を見分け易くて参考になると思います。

 

ただ、そこそこの価格設定になっているのでポチる前に金額はしっかりとチェックして下さい。(日本語verが出るまではこの倍の価格の物を皆さん購入していたようなので、そういう意味では安くなった本なのです。)

 

はい。ぶっちゃけて言うと高いですが、購入した人の満足度もそれに比例して高いので興味のある人は買っちゃって問題ないかと♪ 私からもお薦めの1冊になります。

 

2017年3月12日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「動きのあるポーズの描き方」

キャライラストの最初の練習方法としては正面立ち、つまり雑誌に載っている写真等を参考にして描くのが一般的な方法だと思います。

 

それが全ての基本になるので慣れてきたら或いは上手になってきたら次のステップとして『コントラポスト』を意識して描くのが望ましいでしょう。

 

人間というのはリラックスした状態だと筋肉が緩んでまっすぐ起立した状態ではない立ち方になります。例えば手頃な高さのテーブルに片手を置いて体重を預けたり、壁に凭れ片足で体重を支えながらもう片方の足は休めてみたり、このような人間臭い自然な仕草が『コントラポスト』になっている状態と言えるのです。

 

『コントラポスト』を具体的に言うと、正面からキャラを見て肩と腰のラインが平行になっておらず、背骨がS字に曲がったアンバランスな姿勢の事を指します。

 

コントラポストを知らない人が文字だけで理解するのはなかなか難しいと思うのでコントラポストの説明に重点を置いた本を紹介します。玄光社MOOKの【動きのあるポーズの描き方】で kyachi さんが描かれた本です。

 

この本は最初から最後まで『コントラポスト』に拘った絵の描き方をしていて説明も非常に分かり易いです。コントラポストと言う1点を理解するだけならこの本を読んでおけば十分でしょう。

 

ポイントとしては腰のラインをあまり変化させると色気が増徴したりキャラ自体に動きが付き過ぎる傾向があるので、肩のラインを変化させて顔をちょっと傾けるだけでもそれらしくなります。

 

もっと動きのあるキャラを描きたい場合は、少し大げさに『コントラポスト』を使えば効果的なのでお試し下さい。

 

『動きのあるポーズの描き方』と言う本ですが、かなりの数の絵を掲載しているので作画の参考にすると言うのもアリかも知れません。

 

個人的には最後の表紙絵を描いた手順を載せているページが参考になるかなと思っています。

 

まず顔上半身腰のブロックを向きが分かる感じで描きます。次に手足を線で描いていますね。アタリを描く前の骨組み作業になります。

 

後は骨格に肉付けしてアタリを描いて行きます。上手な人は大体この手順で描いているようです。この後の作業は人それぞれなのでご自由にと言ったところですが、この肉付き作業で人間の筋肉や骨組みをある程度理解していると後の絵に出るリアリティ(らしさ加減)に差が出ます。まぁこの辺の話は置いといて・・

 

最終ページの一歩手前に「子供・デフォルメを描く」という項目があるのですが・・この方なぜか4頭身よりも3.5頭身の方が手足が長くて体にメリハリがあると言う不思議な描き方を・・

 

まぁ最後のは冗談なのであまり気にしないで下さいwとりあえず『コントラポスト』を理解したいならこの本!というのが『動きのあるポーズの描き方』です。参考書として持っておきたい人は買ってみて下さい。今回は以上♪

 

2017年3月11日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「神技作画」

前回に引き続き toshi さんの本の紹介になりますが、なんて言うか恥ずかしげもなくよくこんな題名にしたなと心底感心します。

 

正直なところ toshi さんの参考書は前回の「アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則」と今回の「神技作画」のどちらかが手元にあればおkなんじゃないかと思います。

 

「アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則」はこれからがんばって絵を描こうとしている新人絵師向けの内容になっており、今回の「神技作画」は中級者向けと言うか実践的な内容になっています。

 

どれか一冊選ぶとなると・・私なら「神技作画」の方になるでしょうか。まぁ一番最後に出版された本ですので完成度が高いと言うのが理由です。

 

ファッション雑誌では服装とか小物がとても参考になりますが『イラスト』に使う人物の構図となるとほぼ正面向きしかないので実はあまり使えません。

 

実際に使えるような角度から描かれた少し大雑把でも良いので参考になる作画集ってないの?と言う所の需要に答えた本です。

 

初心者なら最初は『コントラポスト』なんかを意識するだけで随分と自然な感じの作画になると思います。

 

慣れてくるとキャラを円の中とかひし形とか三角形の中に納めてバランスをとってみたり、黄金分割を利用したりすると面白いかも知れません。

 

人によって言うことが違うのでアレですがとにかく沢山描け!と言う人が多いです。ですが私は前回よりもクオリティの高いものを意識して描くのが良いと思います。描く度に全力投球でその時の120%を目指して描いていけば自然と上手になるのはないでしょうか?

 

その上手という方向性を明確に教えてくれるのが toshi さんなんかの参考書になるのかなと。

 

でも本当は写真とか人形(フィギュア)とかがあれば一番良いのでしょうけども・・フィギュア買うか!いやそんな落ちにしてはいけないw

 

個人的に描くのが難しいのは靴下を履いてない生足の指先です。以前描こうとした事があったのですが、なかなか上手にかけず苦労しました。結果そういう写真が沢山載っている本を買った記憶があります。

 

手とか足の模型(ある程度稼動するやつ)があれば欲しい所ですかねwとにかく大雑把なキャラの作画としては「神技作画」が一番参考になったので紹介しました。ではでは♪

 

2017年3月5日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則」

えっと・・今回も仮ネーム【たけちゃん画伯】向けに私がチョイスした参考書の紹介になります。

 

【たけちゃん画伯】とは私の周囲にいる最近CGを描きだした新人絵師の事です。たぶん本当のところは「Photoshop」での色の塗り方とかカスタムブラシあたりの話を聞きたいんじゃないかと思いますが、そこは自分で試行錯誤して下さい。

 

経験上殆んどの場合が思った通りの結果になるので楽しみながら”こうやったら良いんじゃない?”と言うのを発見して欲しいと思います。

 

どうしても聞きたい事がある時は直接聞いてくれておkです。

 

私の得意分野はPC上に鉛筆の線を再現させる事と、ゴミ取りです。ちなみに後者は得意と言うよりも”根気”があるかどうかの話になります。

 

さて、前回GL(地平線)が頭の上に来る場合は【フカン】気味にキャラを描きましょうと言い、GLが足元に来る場合は【アオリ】気味に描くのが良いと言いました。

 

実際に雑誌の写真とかではこういうアングルで撮られているケースはあまり無いので、そういうのを意識して描いたイラストを参考にするのが早いと私は考えます。

 

今回【たけちゃん画伯】にお薦めする本は知る人ぞ知る toshi さんの『アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則』です。

 

toshi さんはイラストで使えるであろう構図のキャラが多数収まった参考書をいくつも出しているので、そのうちのひとつと思って下さい。

 

この本に描かれているキャラクターは殆んどが”フカン”か”アオリ”の構図で描かれていて参考に出来る絵が本当に多いです。

 

前回は『背景』(主にパースの理論を簡単に知る参考書) 今回は『キャラ』(背景を生かせる”フカン”や”アオリ”のキャラ描画が多数収録された参考書) こんな本の紹介になります。

 

toshi さんは『pixiv』にも沢山のイラストをアップされているので、まずはそちらを確認するのが良いかも知れません。

 

もう一歩踏み込みたい絵師さんの背中を押せる貴重な参考書ですのでぜひ手に取って見て欲しいと思います。大事なのは楽しいと思える状態で絵を描くことです。苦痛に思えた時は筆を置きゲームでもするのが長く付き合うコツです。

 

私が絵を描いている時は、常にコーヒーカップとお菓子が横のテーブルに置いてあるので良かったら真似してみて下さい。効果は絶大ですよ♪ (注:ただし体型が変わっても責任は持ちません。)

 

2017年3月3日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「グリッドで背景を描こう」

今回の記事は最近CGイラストを描き始めた身内に向けた内容になっておりますのでご了承下さい。

 

絵を描き始めた身内を仮ネームで【たけちゃん画伯】と呼ぶ事にします。

 

【たけちゃん画伯】の良い所は『背景を描いたら負けだと思っている。』負け犬根性の染み付いた私とは違いきちんと背景を描いてくる所と、1つの絵の中に複数のキャラを入れてくる所です。

 

背景を描き込むのは面倒な作業ですし、同じ絵の中に複数のキャラを違和感無くブチ込むのは簡単ではありません。でも折角なのでここを伸ばして欲しいと思います。

 

まず描いた絵に地平線を描き込みます。それがキャラの顔よりも上になった場合、キャラはフカン気味に描くのが望ましいでしょう。そして地平線が足元になった場合はアオリ気味に描くのが良いです。

 

ここで言うフカンとは少し頭上から見たキャラの作画を言います。逆にアオリとは少し下から見た場合の作画になります。

 

それと地平線と言いましたが一般的にはアイレベルで認識している人が多いと思います。聞き慣れてないと分かり難いので今回は誰でも知っている地平線と言う言葉を使いました。

 

そうなのです・・キャラは大まかで良いと思うのですが背景を真面目に描こうとするとパースの理論を知っておく必要があります。まぁぶっちゃけこの辺が絵を描く上で一番ネックになる部分なので比較的簡単に理解出来るグリッドを紹介したいと思います。

 

日本の建築物はほぼ畳の大きさを基準に作られているため1畳を2モジュールと考えて設計士は図面を書きます。つまりグリッドとは畳半分の四角い立方体をイメージして背景を構築していく方法なのですが、この説明じゃ逆に分かりにくいかなw

 

とりあえず上手に説明出来る自信がないので美術出版社から出ている著者 常野啓さんの『グリッドで背景を描こう』という本を【たけちゃん画伯】&これから背景をがんばって描いて行く人達にお薦めします。

 

ここで言う背景とは建物の中や街中の風景を指しますがイラストでの背景はそれ以外にも、その時のキャラの気持ちを反映させたイメージ画像だったり、キャラの雰囲気を壊さない程度の装飾だったり、あるいはわざと背景無しにしてキャラを強調させたりと色々手法はあります。

 

兎に角、背景を描く人にはパースの知識が不可欠なので簡単に身に付くグリッドから覚えましょう。これです!これが言いたかった。

 

2017年3月1日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「新約とある魔術の禁書目録17巻」

やってくれましたね鎌池さん。この忙しいなか11月に『とあるシリーズ』を4冊発売とか・・いや、むしろよくやってくれたと言うところでしょうか。

 

『新約とある魔術の禁書目録17巻』『とある魔術の禁書目録18巻』『とある科学の超電磁砲12巻』『とある科学の一方通行6巻』ようやく全部読み終えました。ふぅ・・

 

一応、ネタバレになると思うので例の如く内容を知りたくない人はそっ閉じしましょう。

 

では『新約17巻』から、上里に従う100人の能力者(上里勢力)ですがぶっちゃけ大した事ないと思っていたら、20億人いるローマ正教でも相手に出来るよね?Lv2-3の集まりかと思ってたらLv4-5の集団だよね?ダメじゃん!そんなの100人も上里に従えさせたら!普通、イギリス清教やローマ正教が黙ってないでしょ?まぁ、確かにイギリス清教からはスパイを送り込んでいましたね。

 

そのスパイ役であり上里翔流のコントローラ役でもあった烏丸府蘭が最後は土御門元春と一緒になるとか相変わらず意外なオチになっています。

 

土御門元春の仲間になったということはグループの一員になって一方通行なんかと一緒に行動したりするのでしょうか?今後が楽しみです。

 

今回の巻で『上里翔流』が軸になっていた話は一応の終結を見せていますが、ラスボスとして君臨していた木原唯一の最後は描かれていません。普通に考えれば上里勢力の主力組にフルボッコされて消滅と思うのですが、鎌池さんの事なのでどこかでひょっこりと出てくるのかも知れませんねw

 

ああ、そうそう話が逸れますが出てきました ♪ 『とある科学の一方通行』にのみ出ていたオリキャラ達が『とある科学の超電磁砲』に!折角、繋がった世界観の作品なんだから物語はリンクさせないとね ♪

 

今回『超電磁砲』に飛び出してきた『一方通行』キャラは【屍喰部隊】の1グループで、仕事を失敗した後の話になっていたから時系列だと『一方通行』の話よりも少し後、と言う事になるかな ♪

 

特に『一方通行』は話が特殊でキャラ以外は他の『とある系作品』との接点が見られなかったのが本音でした。どっちかというと科学よりも陰陽師に近い感じですもんね。なにはともあれ『とある科学の一方通行』もっともっとがんばって欲しいと思います!

 

最後に今回の『新約とある魔術の禁書目録17巻』インデックスさんの出番がかなり多かったとだけ言っておきます。(たぶんウソではない・・)

 

2016年12月30日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「新約とある魔術の禁書目録16巻」

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8月10日(水)【新約とある魔術の禁書目録16巻】が発売されました。昔の話になりますが魔神の僧正が巻末に出た辺りでそろそろ【新約】から【旧約】に変わり1巻から仕切り直しかなと思っていたら、全然そんな事はなく普通に16巻まで来ましたね。鎌池さん、スタッフの皆様、本当に毎度ご苦労様です。

 

ふぅ今回も最初から設定に無理があるんじゃ、と思われる箇所のオンパレードでした。過去の学園都市がどんなだったかとか、何の能力も無いレベル0状態の上里翔流が魔神をダースで殺せる『理想送り』持ちの木原唯一やA.A.A.を装備した御坂美琴が楽には勝てない100㍍級エレメントを圧倒してしまうとか、さすがに・・

 

あ、遅れましたがネタバレ記事です。気になる方はここでそっ閉じしましょう。

 

まぁ過去の『学園都市』が科学的にどれほど優れた都市であったかを考えれば、こういう事態には絶対にならない訳で・・仮に統括理事会が裏で承認していて、あえて放置していたと言う設定だったとしてもLv3までの人間は高確率で死亡、人口も良くて10分の1程度まで減少すると考えられます。

 

もしそうならLv4Lv5が総出でエレメント(半透明水晶の大型魔法生物)の駆除に当たるのが自然な流れですかね。

 

まさか今回もカミヤン周り(しかも一部)だけで対処するとかありえません!

 

と言いたいところですがこの度は『常盤台中学生200人(婚后光子の活躍はナシ)』と『上里翔流勢力100人(最後まで味方という訳ではない)』が仲間になって動くので今までのような(カミヤン+数人)という無茶な構図になっておらず、多少の無理にも対処出来そうな戦力設定にはなっています。

 

要するに・・細かい事は気にするな!と、例え上に書いた味方が全員女の子(上里翔流のみ男)で水着を着用していたとしても気にしてはいけない!

 

さすれば、最高に面白い結末へ向けて終始ニヤニヤしながら読めるはずです。

 

今回個人的に楽しめたのは3箇所、序盤の吹寄制理の出番が非常に長く、もしかしてヒロインに昇格?カミヤンハーレムに入る?しかも終始水着姿で?と思わせてそうでもなかった事。

 

中盤の食蜂操祈がカミヤンを連れてイチャイチャしているところ!これは今まで報われなかった食蜂が初めて報われた瞬間で、このシーンを見たかった食蜂ファンは多いのでは?(しかも終始水着姿で)

 

最後は『右手の所有者が少女達(ここでは100人の上里翔流勢力を指している)の王となる』というフレーズです。最終的には無理やりこの言葉の通りになり、結果、ボスキャラが最後に逆転して勝ちを拾い、今回の主人公たる上里翔流が消える落ちになった訳です。

 

最後の落ちは本当に面白かったです。この辺りは流石鎌池さんですね。すばらしいと思いました。いつもそうですが次の話をある程度読者に予想させて終わるのが好きですよね?そして必ず予想と違う話が待っているww

 

更にいつまでもブレないのは、たまにしか出ないのに一瞬で出番が消えてしまうインデックスさんの不遇な扱い・・さすがです。ブレる気配すらありません。感服しました。

 

最後にぼちぼち【とある科学の一方通行】と話をリンクさせても良い頃じゃないですか?さりげなくそっち方面に出てきそうな人物の登場と何かしらの伏線!待ってます!

 

2016年8月13日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta

「背景イラストテクニック」

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ろくに絵なんか描いてないのに【ClipStudio】をPCに入れてしまいました。その関係で何冊か本を買ったので紹介したいと思います。

 

技術評論社さんから出版された【背景イラストテクニック】です。この本は名前の通り背景を描く為の知識が詰まっています。背景と言っても実際の景色を背景として描くのであってデコレーションで埋めるタイプの背景ではありません。

 

おそらくこの本を描かれた garnet さんはデザイン関係の学校を専攻した上でカメラを撮っていたんでしょう。基礎がしっかりしています。

 

最近は【PhotoShop】の影響でイラストもカメラで撮ったようなピントが合った場所以外をボカした演出や、昔のCRTで見てるような輪郭の右側を赤ライン左側を青ラインで強調した演出が流行っていますね。

 

なのでレンズ越しで見た場合の絵の表現も需要が高まってきたのかも知れません。

 

この本は【SAI】【PhoShop】を使って絵の説明をしています。まぁ今描いてる人だとこの2つを使ってる人は多いでしょう。

 

最初に遠近法や背景イラストを描く時のパースの取り方、カメラレンズ画角の違いによる構図の決め方を丁寧に説明しています。補足すると普通の丁寧ではありません。めっちゃ丁寧に説明しています。なので素人でも割と理解する事が可能です。

 

上でも書きましたが超丁寧に具体的な描き方を説明しています。何て言うかかゆいところにも手が届く的な内容が多いです。

 

例えば、SAI形式で描いたファイルをPSDに変換すると発光レイヤーで描いた所が全然発光してないんですね。これの対処方法が少し面倒で、PSDに変換した後、全ての発光レイヤーの【レイヤー】【レイヤースタイル】【レイヤー効果】で【透明シェイプレイヤー】のチェックを外すでSAIと同じようにPSDでも発光するようになります。

 

検索すれば出てくるのですが自分ではなかなか見つけられないのではないでしょうか?

 

他にはSAIのレイヤーを統合していく場合下のレイヤーから統合しないといけないとか、まぁそれでも変化する事はあるので・・最近は一切統合せずキャンバスの解像度もそのままでPNGなんかに変換し1枚絵の状態でPhotoShopに持って行きます。

 

と言う個人的な話で脱線しかけましたが上記のような内容がこの本によく載ってます。

 

なんというか、描き方を盗むとか覚えるというより勉強してるという感じが一番しっくりくるかも。

 

今回はちょっとムズかしい話になりましたが、漠然と背景が描けたらなぁという人にもちゃんと答えてる本です。本来上級者向けの内容ですがこの本に限っては初心者にお薦めする事も出来るでしょう。

 

2016年1月25日 | カテゴリー : | 投稿者 : pasuta